2018/04/15

趣味性の高い実用車を維持することと それを用いる生活による新しい発見 A life with Sparkling Wine and Vintage Mercedes for the Salon.

復活祭と清明節の休暇で日本に帰国しまして、
500Eオーナーのご自宅にお邪魔する機会がありました。
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大分前に、お住まいを新築されるときに、ドイツのカゲナウ冷蔵庫を購入される件で
概要をお聞きしていましたが実際にお邪魔して拝見すると、より多くの情報や写真では全容を把握しずらい
躯体の質感や収まりの素晴らしさを、実感として眼だけでなく触感と肌感覚で感じられました。
趣味や方向性が私と重なるところが なぜか あるようで、キッチンの水栓は我が家と同じ、
乗っていた車も500E以外に2台は同じでした。ベネチアン ブラインドの雰囲気まで一緒でした(笑)
お言葉に甘えて、家内と二人でお邪魔したのですが、
馴染みのお寿司屋さんから寿司職人を呼んで目の前で握っていただき、
素材の良さだけでは語れない、久々の和食の繊細さを堪能させていただきました。
こちらは美食ブログではないので、多くを紹介することはできないのが残念ですが、
驚いたのは、グランクリュ シャトーのビンテージ、シャンパーニュ、シャルドネ種のブランブランとのマッチング。
和食とワインの組み合わせは、これまでも何度も挑戦し、それぞれの足し引きや掛け算を見つけることができましたが、
今回の大発見は、ガリ、おそらくお店の手作りである生姜の甘酢漬けと、シャルドネ種のシャンパンとの文化融合でした。
ビンテージで強くなったであろう白葡萄シャルドネの酸味が、ガリの酸味で 強調されるわけでなく、なぜか、甘さだけでなく、
別種類の香りが突然登場する感じでした。 難解な謎解きが できたというか、
小学生の頃、夏休み後半の8月に 喉がカラカラで木から毟って盗んで食べた 生暖かいプラムの香りでした。
20世紀末プラザ合意の年、世界経済が大きく動き始めた年にフランス パリ郊外のメニールシュルオジェで実った
太陽の恵みを受けて育った白葡萄が、何も足されずにワインになり、世紀を超えて熟成され、
方や、日本で育った米が、名水で研がれて、麹の力で発酵し、清酒になって、
そして米酢にかわり、
さとうきびから出来た砂糖を加えて、おそらく去年できた新生姜をつけてできたガリと合わさると、
なぜか、40年以上前の童年の記憶と切なさを齎せてくれました。
食事というのは、過去の経験と体験の記憶によるもので、知命を超えると、
どうしても無難なものや、過去に美味しかったもののなぞりがち、引出の出し入れになりがちです。
世界の美食が集まる香港で暮らしているので、引き出しの数は豊富であったと思うのですが、
今回の発見は予想できませんでした。忘れていた少年時の思い出まで呼び起こしてくれます。
さて、拝見した、RC造躯体のコンクリートの打設の良さが感じられる壁とシャッタードアガレージに収まる500Eは
サイズ感、取り回しもよく趣味性の高い実用車であることを改めて感じました。
クラシックカー、ビンテージカーを実用に使おうとすると、ビンテージシャンパンと同じくらいの手間と時間とコストがかかるのに
良くぞ素晴らしい状態で維持されてると思います。
最近、きれいな500Eオーナーとお会いする機会が多い、逆にそうでない車はみんな輸出されたり、淘汰されてしまったのだと思いますが、趣味性の高いビンテージカーと生活することにより、その行き先や使い方とのマッチングで、
ガリとビンテージシャンパンとのような発気の爆発  なにかがきっかけになって、人生の旬に華を添える  予想もしなかったような
色気や深み奥行き がでてくるんだと思いました。
2017/09/01

あと何年のれるかな (4)  歴史に学ぶ How Long we could enjoy 500E /W124 ? learn from experience and history.


 あと 何年乗れるかな ということにつき、
 夏の八ヶ岳 小淵沢で毎日馬とすごしながら、考えてました
 2017年の晩夏 小淵沢の馬術競技場 クランマー號 誇り高きホルシュタイナー種

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あと何年のれるかな(2)
あと何年のれるかな(1)

その理由は、7月にフランス、イギリス両政府がドイツにつづいて、
内燃機関付自動車の販売を禁止すると発表したことです。

U.K. Joins France, Says Goodbye to Fossil-Fuel Cars by 2040

Britain to Ban New Diesel and Gas Cars by 2040

20××年、自動車からエンジンがなくなる日

邦文でわかりやすくまとめた記事があるのでご覧ください。御堀直嗣氏の記事です
読売オンライン 深読チャンネルの記事へのリンクになります。


ふりかえれば、蒸気機関を利用した自動車、馬なし馬車が発明され

その後の内燃機関付の自動車がカール・ベンツ、
ゴッドリーブダイムラーにより発明(1885)されて、132年

 その後の幾度もの戦争による内燃機関の発達  
 ヘンリ―フォードによるコンベア方式の大量生産(1913)で大衆化して104年
 
 さらに、また大戦争をはさみ、航空機の内燃機がジェットエンジン化により主役から外れ、
 米国マスキー法(1970)による公害規制、環境規制から幾度の強化となり
 原油ガソリンの高騰と、ガスガズラー課税、燃費競争と燃費規制

 トヨタ プリウス(1997)に始まるハイブリッドからもう20年
 電気自動車の普及で、ディーゼルエンジンの自動車が規制される
 内燃機自体が規制されるというのも、まったく夢の話ではなく、
 現実の問題になってきたと思います。

 以前にも書きましたが、
 自家用自動車が普及する前、
 日本ではほんの少し前、地域にもよりますが、50~70年位前まで、
 汽車、電車やバス等の公共の移動手段を利用するか、
 自転車、徒歩、農耕や運搬には馬車や馬、牛が使われてました。

 自動車がここまで普及した今、街中で馬を見かけることは、ほとんどありません。

 ここ小淵沢は馬の町と呼ばれるだけあり、馬の涵養数がとても多く、
馬術競技場の廻りの別荘地では、道路でも乗用馬を良く見かけます。

 私も競技場から行きつけのパン屋さん 週末午前中だけやってる
 長時間、自然発酵のパン、パンの店 「虹」まで

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 後ろに映ってるのがお店、馬に草を食べさせる場所(駐車場兼)もあります。
 Cranmer with Hermes saddle and bridle

 山道、緑道、森の中のケモノ道を登って移動しますが、
 馬装も手入れも必要ですし、車道も横切るので
 舗装路を自動車で移動したほうが速いですし、はるかに楽です。

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 でも、これ、道路舗装や道幅、ガソリン供給のインフラ整備のたまものなんですね
 都市間高速道を整備し、細い道、未舗装の山道を切り開いて、道幅広げて、信号をつけて、
 アスファルトを舗装し、ガソリン供給網を整備したからで、
 何もない山道だったら、徒歩か馬になります。

 電気自動車も毎日乗ってる、内燃機オタクの私が考えるに、電気自動車の充電設備の充実は、
 馬、馬車から 内燃機自動車の変化のためのインフラより整備より、はるかに手間がかからない、
 費用もかからないから、ものすごいスピードで、きっと自動運転のメリットや各種税制等との
 あわせ技で変化してくるんだと思います。

 こう考えると、この車、今のような環境で 楽しめるの、あと何年かというのも、
 部品供給があるにしても、長くても、あと30年位なんだろうかなと思っています。

 世界だけでなく、日本の産業構造も変わることは間違いないでしょうね

 これも振り返れば、
 開国時、19世紀、農産物のお茶、絹糸 陶磁器が、
 明治になり、二次産業製品の繊維等の輸出になり、
 戦後、家電、自動車に主役が移り、
 21世紀になって、家電メーカーは淘汰され、残るは自動車だけですが、この構造、自動車の中身が
 大きくかわるとなると、この国の産業構造、雇用自体がどうなるのかと懸念しています。
 
 内燃機付自動車、自体は、きっとなくならない、でも、
 きっと移動手段、流通手段では主役を渡すことになるのでしょう
 それでも、鞍下に配す、愛馬のごとく、極めて限られた競技や趣味の世界では生き残ることと思います。

前にも書きました ミネルバの梟は夕暮れ時に羽ばたくといいますから、最後の徒花がどんなものか見極めていきたいと思っています。

↑ 4輪モーター制御になれば、当然、差動装置はいらなくなるから、デフレンシャルギア、LSDも、
エンジン同様 物理的に要らなくなる(汗)わけですよー
2016/08/16

杉谷泰造選手 馬術 6度目のオリンピック


馬術障害競技 日本代表の杉谷選手 アベンツィオ号を駆って 6度目 連続のオリンピックの挑戦です。
4年に一回位書いていますが、彼も500Eオーナーで、昔、ミクシーで始めた500Ecstasy は
彼と二人で始まったコミュニティでした。
昨日で、団体障害競技もおわりました。
馬術競技は、馬が競技するオリンピック種目で、
古くはそこの国の軍事力、農業力、経済力のバロメーターでした。
日本が金メダルをとったのは、戦前のロスアンゼルス大会 西中尉が最後、
圧倒的に強い欧州勢、米国と、旧ソビエト諸国にアラブの王族が加わっての戦いで、
多少なりとも馬をかじって乗っている私からすると、まあ、その差は、
歴然ではありますが、日本の仲間が世界の表舞台で戦うのはうれしく、夜中にテレビ観戦です。
障害競技では、千葉の福島大輔、クレインの桝井選手、二度目の挑戦の武田製薬の創業家の武田麗子が
出場しています。
次回は、日本開催、
あと4年でどこまで持っていけるかだけど、
道程は長く険しく、時間もないぞ!
2015/12/12

「500Eを買おうと思うんだけど....」との相談について、2015年版 (2)

買おうと思うという相談について、
考えてみれば、このブログで触れたことはなかったと思います。

理由を考えて、思い出してみてもわかりません。
私にとって、相談っていうのは、なんかこうお金貰ってする仕事の匂いのするものですし、
職業上、はっきりした前提事実や充分なヒアリングなしに判断できないというのもあるのかもしれません。
予算とか、そういう感覚が乏しいせいもあると思います。


昨年の今頃、振り返ってみれば、
私のこの車に対する閉塞感 ゆきづまり感でした、


それより前は、しなければならないことは判っているものの、その実現化のために
模索、七転八倒していたんだと思います。

まずは、故障基礎整備、エンジン載せ替えて、外観仕上げたものの、
相変わらず、冷却系で苦労を重ね、先達のノウハウ整備力を基礎として、
ようやく、モーテックの力を借りて、点火時期、ノッキング回避ができて、
なんとか先が見えてきた、駆動系の弱点も克服できるかという状態です。

ご覧のようにかくいう私でも、モグラタタキ状態での下りエスカレーターの駆け上がりでした。
今でももがいています。

そんな私の経験、全開走行もできる高性能実用車を目指す立場からすれば、
誤解を恐れずに言うと、ほとんど多くの車がベース車、レストア用に過ぎないと思います。

なので、どのモデルを買うにしても一緒です。
排気量もエンジンオーバーホールする際に足りなければ上げればいいし、
上っ面の差異をモデルイヤーで区別する必要性は実質的に結果として無価値になると思います。

事故車とかいいますが、当たってない車は、ほとんどありません。
安心してセレット、グローバルにかけて、修正して、必要に応じて補強してください。

車の修理について、
主治医って言い方は、すごくカッコが悪く思うので、私は使わないのですが、
自分で治すにしろ、一定数以上は必ず外注することになるので先になるので、
そのあては大事です。数万点の部品交換と修理をするので、
普通の人なら、自分のプロジェクトのために人雇う、工場を借りる、請負先からはじめるか

頼れる修理工場なり、修理取りまとめをしてくれる経験者、お店が必要になることになります。

住んでるところによって、遠近の差異はありますが、経験値の高いところで、
あとは、その人との相性だと思います。

もっと趣味性の高い車なんか、走行距離のほとんどが、
自宅と店の往復になる位ですから、近いに越したことないですが、
まあ、遠くてもそれを補うメリットがあればいいんだと思います。

一方向性のきわめて強いwebメディアですから、拙文を読んでいただいている方の多くの人とは
残念ながら、お話ししたことがありません。
また、大変なこと、新しくこんなことに挑戦しようとする方とも、
ほとんど、お会いしたこともありません。
でも、こんなことやろうとする追いかけてくる人達がいるのが嬉しいね、
2015/12/04

「500Eを買おうと思うんだけど....」との相談について、2015年版 (1)


このブログを見ている人には意外に思うかもしれませんが、
私の周りの友人や親族の多くは、一部の人を除き、
私が500Eに乗ってることを知りません。 たぶん(笑)

その一部の人、幸か不幸か、
私の馬鹿さが伝染した方々か、目にもの見た方か、
遠くにありて音にでも聴く方からは、社交辞令半分、
500E購入について相談を受けることがあります。

海外から、円安下の日本の500Eを買いたいという話も多く聞くようになりました。
私の知りうるところでも、幾十台か異人さんに連れられていっちゃってます。
これ、富の還流、自然な流れなんでしょうかね
少し、寂しい気がします。

そんなセンチメンタリズムはさておき、
それ以外の修理する前提、レストア前提、海外輸出やビジネス前提の方を除いて、
東海の小島、敷島の瑞穂の国で、500Eに乗りたいという人が、
最近、身近にも複数、あらわれました。奇特なことです。


いずくんぞ、汝 艱難辛苦を求むる哉

私もようやく道半ばではあるものの、少しは経験も積んできた身としていえば、


よくぞ、こんな困難な道程の入口に立ち、
飛び込む決意をされたと感服します。
乗ってる時間より、弄り壊している、私なんかが言えることじゃないですけど、
脱衣婆か、獄卒の煉獄六道無限地獄の案内人の心持であります

とはいえ、同好の士が苦労を覚悟で増えるのはうれしいこと

メルセデスベンツ W124 500E、E500

所詮“趣味性の高い(元)実用車”@2015ですので、
そこに何を見出すかで、どれだけ浪費、もとい資本投下するかが決まります。


正直、私にとって、ベース年式、モデルに、特にお勧めはありません。
まともに乗ろうとすれば、全部やり直すんですから、どれでもほとんど大差がないです。
400Eでも、前期91年でも、中期93年、後期95年、96年のリミテッドでも
6リッターでも、AMGでもブラバスでもかわりません。

どうせ、ぜんぶやり直すんだから、かわりません。
なので、直観で、縁を感じたもの、縁があるもので良いと思います。