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2018/08/26

あと何年乗れるかな?(6) トヨタも2025年に内燃機関専用モデルを廃止! 自動運転と内燃機関

今夏、自動運転について書いたのは、
昨年夏に書いた内燃機関エンジンの廃止と同じベクトルで、
今後の自動車の楽しみ方に、非常に大きな影響を与えると思うからです。

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 今年2月には、我が国の経済を支える トヨタ自動車も、2025年に内燃機関専用モデルを廃止と宣言しました。
 つまり、内燃機関だけの動力で動く、自動車が主役の座から降りるわけです。

 そうなると、当然のことながら、縮小する部門への開発費や
 開発人員、生産設備への投資を抑えることになります。斜陽です。
 もう、パワー、味のある市販4輪用エンジンはでてこなくなるでしょう。

 こう考えると、私は「自動運転」「EV等」と「自動車を運転することの悦び」「内燃機関」は、
 その多くの部分について、相反するものがあると思っています。

 自動車、パーソナルモービルの、目的としては、
 長中短距離高速移動の自由、空間の占有、快適さや、利便性、荷物の運搬や、
 移動にともなう疲労の軽減等があるでしょう。

 また、アクセサリー的な判りやすさだったり、
 車種によっては経済的成功者風アイコン、ステイタス、

 同じ車種グループ内では、差異を設けること、同じにすることによる、カテゴリー区分、
 マーキング効果も出てきます。

 私なんぞ、なんかこう、自動車に対して、特別な思いがある世代、
 自動車、エンジンがついてることが当たりまえだった時代に青春を過ごした世代です

 土曜の夜の集会、暴走が、人生のすべてだと思っていた世代、

週末、深夜のストリートレースの一時に、大げさにいえば、青春の多くを費やした方、
 峠に通いつめて、ドリフトに明け暮れた方 等々

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 たしかに、自動運転が可能になれば、
 こんな馬鹿げたこと、しなくなると思います(笑)

 移動にともなう疲労感は明らかに減少するでしょう。
 ヒューマンエラーが無くなれば、事故の危険性も減少することでしょう
 制御の点でも、スロットル、燃料、点火時期等で間接的に出力をコントロール 内燃機より、
 モーターのほうが、自動運転に関しては、明らかに制御しやすいです。

 その、他方で、「自動車を運転することの悦び」については、馬齢を重ねたジジイには、忘れがちなことですが、
 徒歩や走ることでは味わえない、加速感、スピード感、風を切って走る感覚や、加減速G,コーナリングGに加えて、
 操舵して、グリップとドリフトをコントロールする楽しさ、
 危険と背中合わせの、時速300km/h アウトローの楽しさ、競争する楽しさ、もあります

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 内燃機の爆発に伴う振動やビート、
 排気音、吸気音、過給音、メカニカルノイズ、不協和音 倍音 等の内燃機由来の音、
 それに、エンジンオイルの燃える匂い、カストロールの香り、ガソリン、タイヤの焦げる匂い、
 そして膨大な排気、冷却熱量

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 人によっては、ドラッグガス、アブガスの匂い、ドラッグバイトの甘い香りや、バーンアウトのタイヤのスモークであると
 思います。


 内燃機が無くなって、EVになっても、加速感、スピード感、風を切って走る感覚、操舵コントロールの楽しさは、
 EVでも同じように味わえます。普段、テスラを転がす私でも、これらを感じてますし、
 低速からの加速感、0-100㎞/hに関しては、
 ほとんどの市販の内燃機関車両のよりも、そして、寂しいですが、是だけ手をかけたW124 500E、
 ヘアライン号をも軽く凌駕してます。S65 v12のツインターボなんかでも厳しいです。
 それでいて、高速はレベル3の自動運転、ガソリン代ゼロ(笑)
 
こう書きだすと、「自動車を運転することの悦び」の多くは、
内燃機由来の慣れ親しんだ昔の記憶を含む、特異なものであることに気が付きました。

 ですので、EV化が進み、内燃機関車両が販売されなくなる、自動運転化が進むとはなって、
 残る内燃機関付自動車ってのは、
 振動、音、匂いの部分に特化して残る、んじゃないかと予想します。

 おそらく、これらが楽しめる場所っていうのは、
 自動車間の双方向通信が義務づけられるであろう遠い将来は、
 クローズドサーキットやドラッグストリップ等に限定されて、
 古い自動車は、高速道路、公道から締め出されるようになるのかもしれません。

現実に、旧規格の360ccの軽自動車等では、すでに120km/h巡航は難しく、
近場での旧車ミーティングは自走だけど、遠路は積載車で運ぶ等になっています。

そもそも、高速道路をこんなに軽自動車が多く走るなんてことは、ETC割引普及以前や、
新規格の軽自動車登場前はありませんでした。

こんな形で、どんどん、環境が変わっていき、やがて、
旧車ミーティングに参加するために、500Eを積載車で運ぶ、
いずれは、今、奇特、変り者の私がやっているように、
馬でのハック、外乗を楽しむために、環境が整った場所に出かけるってようになってくるんだと思います。
(昔は、馬は外で乗る、道路で乗るのが普通だったので、馬場の外で乗る「外乗」なんて言葉はなかったって聞きます)

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 小淵沢の道の駅から、信玄帽道に向かって山道を行く 2018年晩夏


おそらく、我々の世代は、自動車に乗ることの悦びを過去の記憶や思い出と重ねて楽しむことのできる後期、最後の世代に近いんでしょう

ミニバンの後席で液晶モニター見ながら育った世代、
ゲーム機やスマホを与えられて、移動時間には、SNSを楽しむ世代には、
運転しない快適な移動に慣れ親しんでいるので、
残念ながらスポーツカーへの胸がドキドキするような感覚や憧憬、
喰うもの喰わずにアルバイトをして自動車のために生きるってことは
しないんだと思います。

そんなことをまた、今年も、初秋の小淵沢で、少し前、何十年か前なら、普通にできた騎馬での移動を、
八ツ岳の限られた場所で、何百年前かにつくられた武田の騎馬軍団の遺跡の棒道への道程を
楽しみながら、移りゆく日を寂しく考えています。
2018/08/20

夏の八ヶ岳で自動運転を改めて考える あと何年のれるかな(5) Mid Summer Day Dream in Kobuchizawa,

 毎年、暑い夏のこの時期は、標高が高く、涼しい小淵沢で愛馬と一緒に避暑です。
 なので、更新が滞りがちです。

 天気予報で見る日本の今年の夏の暑さは、異常で、暮らしています 亜熱帯の香港より、日本の東京のほうが暑い!
 
 こちら標高1000mの小淵沢でも、8月上旬は30℃超える日が続いていました。
 暖炉、薪ストーブはあってもエアコンがない別荘では暑く感じるところもあったようです。

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 高原ではサイフォンコーヒーの湧きが遅く時間がかかります。
 手前にあるのはEU メルセデスベンツ純正のピクニックセット(笑)
 みなさんもどうぞ! 

 煙い 屋外 バーベキュー より、クラシックベンツには合うと勝手に思っています。
 

 こんな中で、いつまでのれるかな? 今年は自動運転について、ぼやーっと考えていました。

 前にも、お話ししましたが、大昔、AMGのアウフレヒトさんのところ、まだ西ドイツだったころの旧い工場に、
 お邪魔してパッシブセーフティについて伺った話ですが、「馬(馬車)のレベルに追い付いていない」といってました。

 今では、ドイツでは有名な障害馬術競技の女性ライダーになった御嬢さんがまだ小さい頃で、
 工場の中庭に馬を放牧したり、ホーストレーラーを引っ張る位、馬には造詣の深い氏がそういってたことを思い返しています。

 馬は、とても敏感、臆病で、なおかつとても賢い、さらに記憶力の優れた動物ですから、
 自分から他の車に突っ込んで行ったりはしません。接触しそうになれば、避けるか、止まる、減速します。
 自分の厩舎や家は覚えているから、乗り手が迷っても、自分で導いてくれます。

 こちらでは、毎日、山の中、森林の中、十数キロを馬で移動していますが、
 ライダーが、林間で道に迷っても、馬が勝手に案内してくれます。

 部班、隊列を組んで、他の馬とルートを行く際も、距離は自分で調整して歩幅をすすめます。

 調教度の高い馬でしたら、もちろんライダーの技量にもよりますが、
 音声認識のSIRI以上に 音声扶助だけで、停止、発進、並足、速足、駆け足が出ます。
 
 さて、自動車で、すべての道路で、自動運行、運転、危険回避、これをやろうとすると、
 あと10年、20年のレベルでは無理だと思っています。
 人工知能、制御系の進歩を見ても、過去から想定する以上、やはり困難という方向になると思います。

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 興味ある方はご存じのとおり、自動運転については、レベル0~5迄定めてありますが、
 条件の整った自動車専用道路、高速道路では、レベル4,5はインフラ整備とあわせて、実現可能でしょう。

 鉄道とは異なり、レールの無い道路、
 山道、混雑する狭い道路で、追い越し、割り込み等、交差点があり、歩行者、自転車、オートバイとなると、
 法規制含めて、よほどインフラを整備するか、双方向通信、センサー類、AIが進歩しないと難しいのではないかと思っています。

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写真は、6月に帰国したときに、飯田橋 九段下のホテルで見かけた、BMWの自動運転(だろうと思う)試験車の様子。
カメラを多くつけて、画像認識、レーダーから、車間距離等をコントロールするんでしょう。
ドイツ人らしく技術者数名が、このような車数台でたむろしていました。

電動パワステになって、ハンドルアングル等のコントロールでできるでしょうが、
数センチ単位になると、まだ現段階では危うくはあります

おそらく、道路にセンサーを付ける、ラインを目安にする等のインフラがあったとしても、
市街地や、未舗装路、山岳路では、やはり難しいのではと思います。

前にお話ししたテスラの自動運転は、こちらでの実走ですと、高速道路のオートクルーズにブレーキアシスト、
ハンドル操作とカーナビが付いた程度のもので、一定の条件下では、そこそこ使えますが、とてもまだ
居眠りしてても帰れるというレベルではありません。

自動運転の事故における保険会社の利害や、これまでの各国毎の判例法理との関係から、
ドライバーが免責になるということは、革命や極端な立法、法を曲げるでもない限り考えられず、
そうなると、さらに、やっかいな消費者保護、製造物責任、ディープポケットからとればいい、
それに食い詰め弁護士が、ローン返済、飯のために、救急車を追いかけるの理屈からすると、
インフラ以外に、法的整備が困難なので、もうすこし解決するには時間がかかるというのが私の予想です。

馬車インフラが発達したイギリスで、馬を驚かせないように、自動車の運行を制限する「赤旗法」が制定された
がごとく、この分野でも今後、紆余曲折があることでしょう


2018/07/07

名店 八潮市 セントラルオート 結業


 W124修理では名実ともに老舗であった埼玉のセントラルオートが先月末で営業をとりやめました。

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足立車検場の近くにあった旧工場から、郊外の埼玉八潮市に7年ほど前に引っ越して、
代表に児玉さんが
就任して頑張っていましたが、とても残念なことです。寂しく切ないです。

経験豊富、優秀なメカニックが複数所属していて、
往年のベンツの弱点だったオートマティックトランスミッションやパワーステアリングポンプの分解重整備、

エンジンのオーバーホール、巷にありがちな、添加材やシリコンガスケット、
その場しのぎの摺合ステムシール交換だけではなく、

きちんとガイド打ちかえて、シートカットを行う信頼できるところ、
排気量アップ、エンジン載せ替えの公認車検までお願いできるところでした。

サスペンション、ブレーキ、内外装仕上げ、車検等まで
手広く総合的にやって、多くの顧客を抱え、それはそれは、沢山の車のメンテナンスを的確に行い、
ユーザーの評判も良かった有名店であったと思います。

GERMANCARS等の中古車雑誌では、取材協力店として良く誌面に登場していたため、このブログの読者方には
記憶に残っている方も多いと思ます。

いわば、雑誌タイアップ、メディア露出、メディアミックスで、知名度をあげ、技術で対応し、
自然に顧客も増えていっていたのだと思います。

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ところが、この手の自動車雑誌、
特に中古自動車商中心の小規模な広告代理店が立ち上げた編集プロダクションによる
自動車雑誌は、今に思えば、まともな編集企画経験、編集会議でダメだしされたり、意見戦わせる経験もなく、
他の雑誌社でいえば、使い走りのアルバイト、小僧レベルの輩が、一人でお店に取材に行く、わけもわからないのに、
いうことそのままで、タイアップ記事をかく、
広告貰うからどうしても、提灯記事、無責任な記事が増える。校正も編集チェックも不十分。

編集でのチェックをへない、クオリティが担保できない、そうすると信ぴょう性自体なくなるし、
そんな記事は面白くない、安かろう悪かろうの体たらくになります。

おまけに、下請けの編プロ編集、さらに、ライターに孫請けで、制作予算も確保できないから、
記事書く記者が、写真をとる、カメラマン使わない自撮(笑)中心だから写真の出来も、質も低い、

メーカーからの借りポジや写真データー、広報資料、インターネット記事のコピペで記事を書く癖が
ついているから、そもそも、自分でまともな文章が書けない、

製品性能等の批判的な検討や、本来だったら読者が期待する比較記事、
自腹使った、高額な経費つかって書く、調べる記事、お金だして買いたい読みたい 雑誌記事がかけない。
いや、書く意欲も、能力もない。努力もしない。そもそもそんなつもりがない。

こんなタウン誌、フリーペーパーみたいな自動車雑誌が増えたことや
時代の流れも背景にはあって、頼みの雑誌自体が売れなくなり、萎んでしまった。

それにあわせて、
日本の国力低下による円売りの円安で、国内にあったベンツ、貴重なW124なり、500Eの輸出が増える
そうなると、台数、顧客数もパイ自体が、当然に減ってくる。

あわせて、90年代末から2000年代初頭迄であれば、OEM品の価格も安く、しっかりしたボディ故に
消耗品交換で新車レベルに戻る、なおかつ衝突規制後やコストダウン後の車と比べると、
往年のドイツ車の魅力、お得感、コストパフォーマンス高があるという時期もありました。

製造中止から20年を超えても部品が入手できるのは、さすがはメルセデスではありますが、
旧式の80年代のEZLやECU等は旧式の電気部品自体がなくなってるので、製造中止になったり、
車より高い値段になったことも、ユーザー離れの原因だったと思います。

とどめは、配線、ボロボロになるが分割修理可能なエンジンハーネスだけでなく、
当たり前ですが、メインハーネスまで劣化する、ヒューズボックスやファン配線の劣化発熱で
最悪、燃える等となると、とても、日常乗れるようなものではなくなり、
趣味性の高い実用車が、ただの中途半端に古い、対して速いわけでない
何がしたいのか、よくわからない趣味車になってしまうということもあります。

嗚呼、国が悪い、社会が悪い、景気が悪い、時代が悪い、
在日外国人が悪い、ユダヤ人が悪い、
いやあれも、これも、モリカケも、日大タックルも、すべて全部アベが悪い等と、
訳の分からない他の批判してもしかたないので、自己批判的に書きますと、

いい加減なメディア、その廻りの自動車関連の事業者ら全て、を含めて、
自戒の意味を含めてですが、

この車の楽しさ、素晴らしさを 仮パクばっかりで、充分に伝えられなくなったこと、
確かに、手間やお金がかかるけど、それに勝る新たな価値観.や ライフスタイル、人生観を提供できない
作り出さない、産みだしていないことが

車自体が減って、パイが減り、結果、
こういった 真面目なお店が廃業することになった、遠因、原因の一つなんじゃないかと思っています。


振り返れば、今までも、何度か、電気自動車のことや、この車を考えるというところで述べていますが、
長期的に見れば、間違いなくガソリン自動車はなくなっていくことでしょう。

ただ、すべてなくなるかというと、そんなことはなく、
前にも書きました、
私のようなモノ好きが21世紀になっても、人生賭けてやってる馬術や弓、剣術、居合、やわら 等、

江戸時代以前では、当時の主要な交通手段だったり、戦闘訓練手段、武家の嗜みだったものが、
産業、工業、時代、社会の変化の中で形を変えて、

極めて、趣味性の高い部分、美術性の高い部分、真理追求の部分や
体育教育目的や鍛錬健康目的で特化 変容、変節して、形をかえて、
かろうじて生き残っています。

そうなると、それに対応できる、
経済合理性だけでなく、趣味性の高い部分、良いサービスに特化 、変化できたところ、
顧客、潜在顧客を囲い込めたところは生き残る、

価格競争や利便だけに偏ると、馬車、人力車がオートバイ、自動車に変わっていったように、あっという間に
衰退していきます。

自転車にしても、今残っているのは、輸送機材ではなく、
趣味性の高い、競技指向のものや、スポーツ性のハイエンド中心です。
安価なものは、全部、輸入品で免許取得前の小中学生用か、
電動二人乗りママチャリ中心になります

馬なんか、
さらにで、日本では、ギャンブルレースの競走馬が中心で、
移動交通輸送手段のために、馬乗るなんて人は、まったくいない。
軍隊も騎馬兵でなんか戦わない。

残ってるのは、
趣味、スポーツでする乗馬、
馬術、ドレッサ-ジュでも、障害飛越でも、ウエスタンでもそうですが、
主役の交通輸送手段を担っていた昔から見れば、

ものすごく、極端な部分、
160cmの障害を飛ぶ能力、小回りが効く身体や、動じない心、
ピアッフェ、パッサージュ、歩毎のフライングチェンジの調教に耐えられる能力等、
馬本来というより、かけ離れた、極めて特化した能力が求められて、
そのための交配や育成、調教に傾注していきます。

昔の在来馬、日本の環境にあっていた、粗食で丈夫、力持ち、お得感中心の馬なんて、
環境変わって、餌や肥育の手間考えれば、
他の交通手段と比べれば、遅いし、不便だしで、残念ながら、もう、必用にされません。

そりゃそうでしょう、馬一頭、預託して調教運動させる為に要する時間、費用は、
現代の自動車の移動利便対価、時間の、何倍、何十倍、何百倍も高額なので、
利便性や、単純な経済比較だけでは、比較すらできません。

ですので、その素晴らしさ、競技ルール内での能力の高さに特化する、
そして躍動感だったり、一体感、感動や名誉、栄光といった
その裾野を含めて、
ソフト、マインド面を含めて、はじめて、本来の目的とは、異なった、違った部分で
勝負することによって、土俵に立てる、価値観の比較対象になるということだと思います。

つづけますが、刀剣なんて、さらにそうで、
殺敵護身と地位由緒のために袴履いて、大小刀を指して、ちょんまげ結って、
裃来て出かける人なんていません。

そんなことしてたら、総監視社会、通報されて、撮影され、逮捕されます。
なので、社会の枠組みの中で生き残るには、美術刀剣や、芸事、競技としての抜刀居合剣術や競技剣道等に
ならざるを得ません。

これ何かと考えると、
自動車周辺に置き換えて考えるに

社会の枠の中で、
趣味性に特化した部分に対応できる、さらにその素晴らしさを伝えていける伝播できるところでないと
もう無理なんだと強く思っています。

いまだそれが何かは答えがでません

きっと、速さや技術を競う競技だったり、
内燃機関の音、排気音や振動、匂い、機械部品の美しさ、
車のブランドや思い出含めてのノスタルジック、ソフト、ビジュアルとエキスピアレンスなんだと思います。
おそらく、今後もこういった傾向、縮小や統廃合、廃業は続くでしょう、

そんななかで、何を考えて、行っていくのかを、考え 思っています。
2018/04/15

趣味性の高い実用車を維持することと それを用いる生活による新しい発見 A life with Sparkling Wine and Vintage Mercedes for the Salon.

復活祭と清明節の休暇で日本に帰国しまして、
500Eオーナーのご自宅にお邪魔する機会がありました。
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大分前に、お住まいを新築されるときに、ドイツのカゲナウ冷蔵庫を購入される件で
概要をお聞きしていましたが実際にお邪魔して拝見すると、より多くの情報や写真では全容を把握しずらい
躯体の質感や収まりの素晴らしさを、実感として眼だけでなく触感と肌感覚で感じられました。
趣味や方向性が私と重なるところが なぜか あるようで、キッチンの水栓は我が家と同じ、
乗っていた車も500E以外に2台は同じでした。ベネチアン ブラインドの雰囲気まで一緒でした(笑)
お言葉に甘えて、家内と二人でお邪魔したのですが、
馴染みのお寿司屋さんから寿司職人を呼んで目の前で握っていただき、
素材の良さだけでは語れない、久々の和食の繊細さを堪能させていただきました。
こちらは美食ブログではないので、多くを紹介することはできないのが残念ですが、
驚いたのは、グランクリュ シャトーのビンテージ、シャンパーニュ、シャルドネ種のブランブランとのマッチング。
和食とワインの組み合わせは、これまでも何度も挑戦し、それぞれの足し引きや掛け算を見つけることができましたが、
今回の大発見は、ガリ、おそらくお店の手作りである生姜の甘酢漬けと、シャルドネ種のシャンパンとの文化融合でした。
ビンテージで強くなったであろう白葡萄シャルドネの酸味が、ガリの酸味で 強調されるわけでなく、なぜか、甘さだけでなく、
別種類の香りが突然登場する感じでした。 難解な謎解きが できたというか、
小学生の頃、夏休み後半の8月に 喉がカラカラで木から毟って盗んで食べた 生暖かいプラムの香りでした。
20世紀末プラザ合意の年、世界経済が大きく動き始めた年にフランス パリ郊外のメニールシュルオジェで実った
太陽の恵みを受けて育った白葡萄が、何も足されずにワインになり、世紀を超えて熟成され、
方や、日本で育った米が、名水で研がれて、麹の力で発酵し、清酒になって、
そして米酢にかわり、
さとうきびから出来た砂糖を加えて、おそらく去年できた新生姜をつけてできたガリと合わさると、
なぜか、40年以上前の童年の記憶と切なさを齎せてくれました。
食事というのは、過去の経験と体験の記憶によるもので、知命を超えると、
どうしても無難なものや、過去に美味しかったもののなぞりがち、引出の出し入れになりがちです。
世界の美食が集まる香港で暮らしているので、引き出しの数は豊富であったと思うのですが、
今回の発見は予想できませんでした。忘れていた少年時の思い出まで呼び起こしてくれます。
さて、拝見した、RC造躯体のコンクリートの打設の良さが感じられる壁とシャッタードアガレージに収まる500Eは
サイズ感、取り回しもよく趣味性の高い実用車であることを改めて感じました。
クラシックカー、ビンテージカーを実用に使おうとすると、ビンテージシャンパンと同じくらいの手間と時間とコストがかかるのに
良くぞ素晴らしい状態で維持されてると思います。
最近、きれいな500Eオーナーとお会いする機会が多い、逆にそうでない車はみんな輸出されたり、淘汰されてしまったのだと思いますが、趣味性の高いビンテージカーと生活することにより、その行き先や使い方とのマッチングで、
ガリとビンテージシャンパンとのような発気の爆発  なにかがきっかけになって、人生の旬に華を添える  予想もしなかったような
色気や深み奥行き がでてくるんだと思いました。
2017/09/01

あと何年のれるかな (4)  歴史に学ぶ How Long we could enjoy 500E /W124 ? learn from experience and history.


 あと 何年乗れるかな ということにつき、
 夏の八ヶ岳 小淵沢で毎日馬とすごしながら、考えてました
 2017年の晩夏 小淵沢の馬術競技場 クランマー號 誇り高きホルシュタイナー種

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あと何年のれるかな(2)
あと何年のれるかな(1)

その理由は、7月にフランス、イギリス両政府がドイツにつづいて、
内燃機関付自動車の販売を禁止すると発表したことです。

U.K. Joins France, Says Goodbye to Fossil-Fuel Cars by 2040

Britain to Ban New Diesel and Gas Cars by 2040

20××年、自動車からエンジンがなくなる日

邦文でわかりやすくまとめた記事があるのでご覧ください。御堀直嗣氏の記事です
読売オンライン 深読チャンネルの記事へのリンクになります。


ふりかえれば、蒸気機関を利用した自動車、馬なし馬車が発明され

その後の内燃機関付の自動車がカール・ベンツ、
ゴッドリーブダイムラーにより発明(1885)されて、132年

 その後の幾度もの戦争による内燃機関の発達  
 ヘンリ―フォードによるコンベア方式の大量生産(1913)で大衆化して104年
 
 さらに、また大戦争をはさみ、航空機の内燃機がジェットエンジン化により主役から外れ、
 米国マスキー法(1970)による公害規制、環境規制から幾度の強化となり
 原油ガソリンの高騰と、ガスガズラー課税、燃費競争と燃費規制

 トヨタ プリウス(1997)に始まるハイブリッドからもう20年
 電気自動車の普及で、ディーゼルエンジンの自動車が規制される
 内燃機自体が規制されるというのも、まったく夢の話ではなく、
 現実の問題になってきたと思います。

 以前にも書きましたが、
 自家用自動車が普及する前、
 日本ではほんの少し前、地域にもよりますが、50~70年位前まで、
 汽車、電車やバス等の公共の移動手段を利用するか、
 自転車、徒歩、農耕や運搬には馬車や馬、牛が使われてました。

 自動車がここまで普及した今、街中で馬を見かけることは、ほとんどありません。

 ここ小淵沢は馬の町と呼ばれるだけあり、馬の涵養数がとても多く、
馬術競技場の廻りの別荘地では、道路でも乗用馬を良く見かけます。

 私も競技場から行きつけのパン屋さん 週末午前中だけやってる
 長時間、自然発酵のパン、パンの店 「虹」まで

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 後ろに映ってるのがお店、馬に草を食べさせる場所(駐車場兼)もあります。
 Cranmer with Hermes saddle and bridle

 山道、緑道、森の中のケモノ道を登って移動しますが、
 馬装も手入れも必要ですし、車道も横切るので
 舗装路を自動車で移動したほうが速いですし、はるかに楽です。

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 でも、これ、道路舗装や道幅、ガソリン供給のインフラ整備のたまものなんですね
 都市間高速道を整備し、細い道、未舗装の山道を切り開いて、道幅広げて、信号をつけて、
 アスファルトを舗装し、ガソリン供給網を整備したからで、
 何もない山道だったら、徒歩か馬になります。

 電気自動車も毎日乗ってる、内燃機オタクの私が考えるに、電気自動車の充電設備の充実は、
 馬、馬車から 内燃機自動車の変化のためのインフラより整備より、はるかに手間がかからない、
 費用もかからないから、ものすごいスピードで、きっと自動運転のメリットや各種税制等との
 あわせ技で変化してくるんだと思います。

 こう考えると、この車、今のような環境で 楽しめるの、あと何年かというのも、
 部品供給があるにしても、長くても、あと30年位なんだろうかなと思っています。

 世界だけでなく、日本の産業構造も変わることは間違いないでしょうね

 これも振り返れば、
 開国時、19世紀、農産物のお茶、絹糸 陶磁器が、
 明治になり、二次産業製品の繊維等の輸出になり、
 戦後、家電、自動車に主役が移り、
 21世紀になって、家電メーカーは淘汰され、残るは自動車だけですが、この構造、自動車の中身が
 大きくかわるとなると、この国の産業構造、雇用自体がどうなるのかと懸念しています。
 
 内燃機付自動車、自体は、きっとなくならない、でも、
 きっと移動手段、流通手段では主役を渡すことになるのでしょう
 それでも、鞍下に配す、愛馬のごとく、極めて限られた競技や趣味の世界では生き残ることと思います。

前にも書きました ミネルバの梟は夕暮れ時に羽ばたくといいますから、最後の徒花がどんなものか見極めていきたいと思っています。

↑ 4輪モーター制御になれば、当然、差動装置はいらなくなるから、デフレンシャルギア、LSDも、
エンジン同様 物理的に要らなくなる(汗)わけですよー