w124 500E のパワ―ステアリングからベンツの変節を考える Concerning for Mercedes "Treachery" from POWER STEERING PUMP W124
メルセデスベンツ W124 のモデル
500E に限らず 私の 知りうる限り
全てのモデルで パワーステアリングが装着されています。
(ワゴンや500Eは、荷重姿勢制御用のレベライザーがつくため、タンデムポンプ(油圧系統が2個))
これは、コンパクト、ミディアムクラスの伝統
プレミアム性由来の特徴 特質もあるでしょうし
メルセデス伝統の直進安定のための オーバーキャスターアングルのため
ノンパワーステアリングだと人力だけでは操舵が重いためもあるでしょう
また、エンジンから考えるに、
搭載されるエンジンが パワステレスの設定がない、
サーパンタインベルトの取り回しが出来ない 等 設計上の理由もあるんだと思います。
そんな必須のパワステですが、ポンプ自体は エンジン等と異なり、
メルセデスが自家製造するわけではなく、他メーカ―から供給を受けています。

129-460-2880
写真は500E他用のパワステ、タンデムポンプ本体、残念ながら現在メーカ―欠品中,
北村さんによれば、残念ながら
もう、生産中止だそうです
LUKE製でも ザックス製でも
油圧ポンプ自体は 他モデルにとどまらず、他車他メーカーとも共通になっています。
要は汎用品の使い回しでもあるため、取り回しや機構に無理があったり、
ポンプ自体の設計精度も 特別素晴らしい訳でもないので、
昔から オートマ エアコンと並んで、よく壊れると言われる部分でした。
この上に 無理して パワステタンクを設置しているので、タンクとホースを繋いでいるゴム配管が短く 斜めに着いていて、
それをホースバンドで締めて固定してあるから、高確率でここからも浸透するように漏れます。
もちろん、ポンプもシール設計由来なのか ほぼ漏れてきます。
オイル漏れの頻出箇所で対策用の部品も出てます

パワステポンプの下にエアコンコンプレッサがあるので、漏れた鉱物オイル は重力に逆らえず、
垂れて、コンプレッサ本体や 電磁クラッチ、フロントカバー クランクプーリーのゴムを汚染 侵食します。
漏れる量の多寡こそあれ、ほぼ100%に迫る確率でオイル漏れが出るところです。
放っておくと大事になる事もあるので、必然もしくは必要に迫られオーバーホールをすることになります。

幸い、旧モデル は写真のようにシールのオーバーホールキットが 今のところは、出るのですが、

こんな小さな部品、ガスケットキットが欠品すると、アッセンブリ―やリビルトも供給してませんから、
えらいことになると思います。ある内に買って置いたほうが良いです
他方、流用可能と思われる、モトロニック以降の黒いタンクはまだ販売していますが、、
W124以降のパワステ(M119で言うと W210等) は アッセンブリー供給だけで、シール供給が無いので、OH出来ません。
ご存じの方も、多いと思いますが、旧パワステポンプにはついていた紙製のオイルフィルターが
モトロニック後期の黒タンクになってからは、廃止されてます。
パワステのギアオイルのフィルターなんかいらないってことになったんでしょう(汗)
振り返って見ると、もうこれくらいの時期 1995年くらいから ベンツの変節、明確なコストダウン指向、
アッセンブリ―供給に始まり、「良いものを長く使う」 という姿勢から、
販売台数を争う、多モデル展開戦、あからさまなコストダウン、過剰品質の変更路線等
が目につくようになったんだと思います。
今でも、W124の人気が高いのは、この変節より前のモデル設計であるからだと思います。
500E に限らず 私の 知りうる限り
全てのモデルで パワーステアリングが装着されています。
(ワゴンや500Eは、荷重姿勢制御用のレベライザーがつくため、タンデムポンプ(油圧系統が2個))
これは、コンパクト、ミディアムクラスの伝統
プレミアム性由来の特徴 特質もあるでしょうし
メルセデス伝統の直進安定のための オーバーキャスターアングルのため
ノンパワーステアリングだと人力だけでは操舵が重いためもあるでしょう
また、エンジンから考えるに、
搭載されるエンジンが パワステレスの設定がない、
サーパンタインベルトの取り回しが出来ない 等 設計上の理由もあるんだと思います。
そんな必須のパワステですが、ポンプ自体は エンジン等と異なり、
メルセデスが自家製造するわけではなく、他メーカ―から供給を受けています。

129-460-2880
写真は500E他用のパワステ、タンデムポンプ本体、残念ながら現在メーカ―欠品中,
北村さんによれば、残念ながら
もう、生産中止だそうです
LUKE製でも ザックス製でも
油圧ポンプ自体は 他モデルにとどまらず、他車他メーカーとも共通になっています。
要は汎用品の使い回しでもあるため、取り回しや機構に無理があったり、
ポンプ自体の設計精度も 特別素晴らしい訳でもないので、
昔から オートマ エアコンと並んで、よく壊れると言われる部分でした。
この上に 無理して パワステタンクを設置しているので、タンクとホースを繋いでいるゴム配管が短く 斜めに着いていて、
それをホースバンドで締めて固定してあるから、高確率でここからも浸透するように漏れます。
もちろん、ポンプもシール設計由来なのか ほぼ漏れてきます。
オイル漏れの頻出箇所で対策用の部品も出てます

パワステポンプの下にエアコンコンプレッサがあるので、漏れた鉱物オイル は重力に逆らえず、
垂れて、コンプレッサ本体や 電磁クラッチ、フロントカバー クランクプーリーのゴムを汚染 侵食します。
漏れる量の多寡こそあれ、ほぼ100%に迫る確率でオイル漏れが出るところです。
放っておくと大事になる事もあるので、必然もしくは必要に迫られオーバーホールをすることになります。

幸い、旧モデル は写真のようにシールのオーバーホールキットが 今のところは、出るのですが、

こんな小さな部品、ガスケットキットが欠品すると、アッセンブリ―やリビルトも供給してませんから、
えらいことになると思います。ある内に買って置いたほうが良いです
他方、流用可能と思われる、モトロニック以降の黒いタンクはまだ販売していますが、、
W124以降のパワステ(M119で言うと W210等) は アッセンブリー供給だけで、シール供給が無いので、OH出来ません。
ご存じの方も、多いと思いますが、旧パワステポンプにはついていた紙製のオイルフィルターが
モトロニック後期の黒タンクになってからは、廃止されてます。
パワステのギアオイルのフィルターなんかいらないってことになったんでしょう(汗)
振り返って見ると、もうこれくらいの時期 1995年くらいから ベンツの変節、明確なコストダウン指向、
アッセンブリ―供給に始まり、「良いものを長く使う」 という姿勢から、
販売台数を争う、多モデル展開戦、あからさまなコストダウン、過剰品質の変更路線等
が目につくようになったんだと思います。
今でも、W124の人気が高いのは、この変節より前のモデル設計であるからだと思います。