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2018/10/02

w124 500E のパワ―ステアリングからベンツの変節を考える Concerning for Mercedes "Treachery" from POWER STEERING PUMP W124

メルセデスベンツ W124 のモデル
500E に限らず  私の 知りうる限り
全てのモデルで パワーステアリングが装着されています。
(ワゴンや500Eは、荷重姿勢制御用のレベライザーがつくため、タンデムポンプ(油圧系統が2個))


これは、コンパクト、ミディアムクラスの伝統
プレミアム性由来の特徴 特質もあるでしょうし
メルセデス伝統の直進安定のための オーバーキャスターアングルのため
ノンパワーステアリングだと人力だけでは操舵が重いためもあるでしょう


また、エンジンから考えるに、
搭載されるエンジンが パワステレスの設定がない、
サーパンタインベルトの取り回しが出来ない 等 設計上の理由もあるんだと思います。

そんな必須のパワステですが、ポンプ自体は エンジン等と異なり、
メルセデスが自家製造するわけではなく、他メーカ―から供給を受けています。


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 129-460-2880
写真は500E他用のパワステ、タンデムポンプ本体、残念ながら現在メーカ―欠品中,
 北村さんによれば、残念ながら 
 もう、生産中止だそうです



 LUKE製でも ザックス製でも
 油圧ポンプ自体は 他モデルにとどまらず、他車他メーカーとも共通になっています。

要は汎用品の使い回しでもあるため、取り回しや機構に無理があったり、
ポンプ自体の設計精度も 特別素晴らしい訳でもないので、
昔から オートマ エアコンと並んで、よく壊れると言われる部分でした。


この上に 無理して パワステタンクを設置しているので、タンクとホースを繋いでいるゴム配管が短く 斜めに着いていて、

それをホースバンドで締めて固定してあるから、高確率でここからも浸透するように漏れます。
もちろん、ポンプもシール設計由来なのか ほぼ漏れてきます。

オイル漏れの頻出箇所で対策用の部品も出てます

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パワステポンプの下にエアコンコンプレッサがあるので、漏れた鉱物オイル は重力に逆らえず、
垂れて、コンプレッサ本体や 電磁クラッチ、フロントカバー クランクプーリーのゴムを汚染 侵食します。

漏れる量の多寡こそあれ、ほぼ100%に迫る確率でオイル漏れが出るところです。

放っておくと大事になる事もあるので、必然もしくは必要に迫られオーバーホールをすることになります。


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幸い、旧モデル は写真のようにシールのオーバーホールキットが 今のところは、出るのですが、


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 こんな小さな部品、ガスケットキットが欠品すると、アッセンブリ―やリビルトも供給してませんから、
 えらいことになると思います。ある内に買って置いたほうが良いです

他方、流用可能と思われる、モトロニック以降の黒いタンクはまだ販売していますが、、
W124以降のパワステ(M119で言うと W210等) は アッセンブリー供給だけで、シール供給が無いので、OH出来ません。

ご存じの方も、多いと思いますが、旧パワステポンプにはついていた紙製のオイルフィルターが
モトロニック後期の黒タンクになってからは、廃止されてます。
パワステのギアオイルのフィルターなんかいらないってことになったんでしょう(汗)

振り返って見ると、もうこれくらいの時期 1995年くらいから ベンツの変節、明確なコストダウン指向、
アッセンブリ―供給に始まり、「良いものを長く使う」 という姿勢から、
販売台数を争う、多モデル展開戦、あからさまなコストダウン、過剰品質の変更路線等 
が目につくようになったんだと思います。

今でも、W124の人気が高いのは、この変節より前のモデル設計であるからだと思います。
2015/11/18

祝!! エンジンハーネス材質変更

   ベンツのM119用ハーネス、MOTEC化に際して新しく購入しました。バラして良く見たら、配線素材が変わっていました。

国産のAESSX耐熱風ポリエチレンというより、自動車用耐熱テフロン被膜のようです。モーテックで使っている高級配線と比較しても遜色ないものです。



SPEEDJAPAN エンジンハーネスへのリンク 旧い配線を3000円で下取り!

このブログの読者には、配線メーカーの方や、コネクターメーカーの方、ハーネスメーカーの方々(笑)もいるので
いい加減なこと掛けないため、 歯切れの悪い“推定“風で書いています。間違えあったら教えてください。

ヘアライン号のMOTEC化に際して、当初は不安な配線を新規でテフロン線で全部やり直そうと思っていました。
しかし、このタイプのハーネスならば、純正割り込みでも大丈夫とのことで
純正割り込みで作業してもらっています。

実は、エンジンルームの熱や加水分解で何年かでフリカケ状になるメルセデスの配線については、
米国で消費者クレームが立て続けに起き、クラスアクションが起きるかと懸念しましたが、和解となったやに聞いています。
その結果の対策だと勝手に思っています。

詳しいことは、わかりません。まあ、良いことです。

メーカーが改良品、安い値段で提供してくれているわけですから、これを利用しないことはありません。

スピードジャパンのページを見ると「3000円下取り、送料着払」とあるのも、きっと、この影響なのかな?
これもわかりません。

でも、良いことだ!

値段も他の部品の高騰と比べると安いですね、政策的に安価にしているんだなと思います。大人ですね。

3年前の記事みると、

エンジンハーネス入荷 
当時は、配線造ろうかなどと思っていたんですね。
メーカーが改良してくれる、それを安価で買えるという環境はありがたいことです。

テフロンハーネスで供給されるなら、自分でつくらなくってよかった!
2012/09/04

エンジンハーネス入荷




エンジンハーネスのページへリンク

夏休み前に、ようやく入荷した500Eエンジンハーネスです。
すでに売り切れとなってしまったものもありますが、入荷できたのはよかったと思っています。

以前にも書きましたが、EUのリサイクル規制、ROHS他で、この年式以降のエンジンハーネスや
配線被服被覆は、熱や紫外線にとても弱く、すぐにボロボロになります。
被服ボロボロの始末がわるいのは、いじらなければ、配線がショートすることはないのですが、
部品をはずすために動かしたりすると、テキメンにボロボロと被服被覆が落ちてきます(笑)
ヘアライン号も前にも書きましたが、あれだけ熱対策したり、遮熱したりしても、
7年間で3回、エンジンハーネスを交換しています(笑)
インジェクター、何度も交換したり、ASNUかけたりしているせいもあるとは思いますが、
こうみるとほぼ車検毎です、バッテリーより多く交換してますね(笑)

まあ、でも部品として、20年前のハーネスが供給されるということ自体、実はすごいことで、
メルセデスベンツ以外の他の車種だったら、ハーネス引きなおすために、ケーブルの色やサイズあわせで苦労して、
ピンの入手、配置で苦労としているところだと思います。

ベンツのハーネスは、実は被服こそ環境規制以降、悪いですが、コネクターやその余はとても出来が良い、
コストがかかっていると思います。昔、コネクター屋さんとベンツのエンジンハーネスを
分解したことがありますが、コネクター自体が特許や意匠登録でぎっちりと権利保護されていて、
純正以外の入手が困難だったり、端子のすず鍍金も厚みがあるものだったり、コネクターの材料も振動に強い、
りん青銅だったり、規制がなければベリリウムだったなどとと解説してもらい、妙に納得した記憶があります。
コネクターとの配線もハンダでとめてありますね

配線やコネクターは、振動や熱、ノイズと実は相当難しくて、自動車火災、故障の多くは配線、コネクターが
原因という話も得心がいったことがあります。
そんなわけで、国産で作ろうかというプロジェクトをあきらめた経緯もあります。


2012/08/06

ATミッションハーネス



本村さんからお願いされましたので、500Eのミッションハーネスについてお話します。
SJのページへのリンク

これ、実は大事な部品です。SJでも定期的に用意していますが、欠品、取り寄せのときも
増えている部品だそうです。

 ヘアライン号も、一作年交換しています。やはりボロボロでした。
ミッションハーネスの交換へのリンク


交換した理由は、エンジンハーネスほどではないのですが、
 ミッション、排気管からの熱にさらされる状況では、エンジンハーネスと同じようにミッションハーネスも
 被服が割れて、ぼろぼろになる等の事象、経年劣化がおきるからです。

 ASRが点灯するというトラブルで、オーバーロードスイッチ不良、シフトモジュール不良となるダイアグに表示されることが 多いのですが、実は、そのスイッチ等の末端が故障しているのではなく、途中の配線、今回紹介するミッションハーネスやその先のLHモジュール、モジュールの端子、エンジンハーネスが壊れていることもあります。

 今思うと、ヘアライン号のASRトラブルは、こちらのハーネスが原因していたにのかもしれないと思っています。
 一度交換したスイッチ系でテスターに不良が再発する場合には、部品の不良を疑うよりも、その経路である配線や その先のLHモジュールや、コネクターを疑ってかかるのも有効だと思います。

 トラブルシュート、末端の部品を疑いたくなるのは私も一緒なのですが、実は、昔のCANでも、
その先でつながっていますので、その先の配線や、ユニットを疑うというのも理にかなったものだと思います。
製造から20年、すべてが耐用年数を超えている車ですので、十数年前のノウハウとはまた、
異なったものになってきていると思います。
2011/10/11

参考になる記事の紹介 エアコンドレーンホースの延長




写真、リンクは 
Nautik blog
 から

記事アップロードしてから気が付いたのですが、おそらくニュートラルスイッチの汚れ、汚損の何割かは
エアコンのドレーンからの水なのではないかと思いました。
というのも、前にもご紹介しましたNautik氏のブログを見てみますと、あらまあ、
そのとおりですね と思います。

こういう細やかな気遣いができるオーナーがいるから、車が維持できる、プロ(好きない表現ではないですが)
が、商売でやっていくにあたって、注意すべき点が増える、参考になる という良い例だと思います。

ヘアライン号なんかは、ATオイル漏れもないですし、室内保管だから、
水と泥が混じってこびりついてという原因は、やはりドレーンだと思っています。

ですので、改めて私も、シリコンホース買って、この作業やろうと思います。