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2023/05/01

W124  W201 190E/230E/300E ゲレンデ M102/M103 のフルコン KE ジェトロで疲弊している貴方へ それ、お店だけの問題かな?4


  いずれの御時にかありけむ
 
 平成の昔、もう20年も30年も前の写真です (画像が粗いです)

 W201 M102 8V 4気筒のフルコン
 KEを排して、フルコン化ガレージえちごやでの作業です。

 たしか、ゲンロク別冊のスペシャルカーだったか、オンリーメルセデスで紹介されたのが
 最初だったと思います。

 おそらく世界でも少ないベンツのフルコン化の走りだったはずです

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 Made by Y2001 Garage Echigoya in Japan

 クランク角センサーは、当時の国産流用の定番、日産のSR20用を流用して、ディストリビューターのところにつけてます。
 これも今では価格高騰、入手困難ですね

 コイルは同時点火、ウエイストスパークのものを使ってますところに時代を感じますが、
 ディストリビュータレスになってます。

 インジェクターのデリバリーはアルミビレットで製作、燃圧レギュレターも見えます。
 抵抗の大きいフラップ式のエアフロを排して、Dジェトロ制御です。

 16vのインテークを流用しているので、ダクトホース、エアクリーナーが8vのものではありません。

 こちらが、フルコン化に必要なクランク角センサーアダプター
 フュールデリバリーと 今となっては懐かしい、当時モデルのハルテックE6X の写真です

 アダプターとデリバリーは、前にも紹介しています、dookies 故 込谷さんの製作です


 逝去されましたが、製品は今でもSJで扱ってます。データーあるので頼めば作ってくれるそうです


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Made by Y2001 Garage Echigoya/ Dookies in Japan

 ときは90年代後半~00年代のころのお話ね、
 バブル崩壊といっても、まだ円高で相対的に購買力も高かったころ

 ベンツのチューニングというと、AMGだとか、カールソン、ブラバスとかの
 輸入チューナーブランドが先に出てきていて、 ベンツの
 中古車取得者にはブランド イン ブランド で 大人気

 中古並行や中古車雑誌が元気だったころです

 そんな背景、今思えば、そもそも中身も実力もない輩、
 国民が、わかりやすい差別化で
 ”保守的 +階級最上級の見てくれ” を追い求めてた

 そのため、悲しいかな日本では外観だけ、
 コピーエアロだったり、ホイール(パチモン)で ドレスアップするのが
 ほぼほぼに 多かった時代です

 そんななかで、まじめに内燃機や制御いじる人が(も)いる!ってのでけっこう衝撃でした。

 ユーザーもそうだからなんでしょうが、扱ってるお店も業者も、
 外車だからってことで、まあすごく適当、いい加減なところが多く、
 こわれること不具合をメーカーのせいにして、主治医とかのたまう
 だから、徹夜上等で 切磋琢磨で競争してる国産チューニングショップのレベルには至らない
 
 メータもどし、天ぷら整備の中古並行が蔓延してたし、
 正直、その程度のユーザーも多かった、成熟してなかったんでしょう

 中身より、からっぽのカッコばかり、口先上等のとこばかりでした。
 
 おもえば、こうありたいという男気、夢の先取りはいいんだけど、
 
 実現のための、努力も鍛錬も足りなかったんだと思います 

 それが今にいたるんだと思います

 そんななか、若き日のみなぐちさんなんですが、まじめにやってましたね。
 
 いや、これ結構衝撃でしたの、いまでも鮮明に覚えてます
 
 これらが掲載された日本の本が、書店から返本されて、
 おおくは古本として裁断のはずが輸出されていたようです(笑)。
 写真がおおいものあり、
 それが海外にも輸出されており、アジア地区、多くの人に影響を与えました


 それから20余年たって、
 出藍の誉れ
 いまや 海外のほうが ベンツのフルコン化は盛んです
 
 通貨危機で国家が破綻寸前のもと
 追いつけ追い越せ、で夢を追いかけてた人と、茹でガエル、怠惰にすごした国民の差でしょう

 茹でガエル


 よく言われる 日本の”茹でガエル” 経済同友会の小林喜光さんが 以前から 警鐘をならしてます。
 日本の経営者トップが、死ぬほど忙しい中、まとめた とても分かりやすく ためになる本です。ご一読を強くお勧めします
 (フルコンは不具合なければ、別に必要ありませんが、こちらは、強くすすめます)。

 

 日本では、KEジェトロについては機構を理解した専門家、専門店が極端に少なかったため、
 経年による不具合が多発、加えて経験不足の修理屋による いじり壊し

 これらのため、小排気量モデルはもとより、多くのベンツが
 我が国では税制措置もあり、多くは廃車となり左ハンドルの車の多くが海外に輸出されてます。

 他方、タイでは、右ハンドルです。
 産業保護のため、中古車の輸入は原則できませんが、日本からの車両は
 切断されて部品とされたりして再活用されてます

 ところで、タイのレギュラーガソリンは、20%以上のバイオアルコール混合という事情もあり、
 KEのシールがアルコールでふやける、ホースが溶ける、ステムシールもものによってはふやけるという
 事情があるらしく、必然的にOH、エンジン載せ替えが必要となりました。

 中古車の資産価値が高い国なので、修理をする需要もあり、
 よく壊れるベンツに関して言えば、メカニックの平均的技術レベルは、日本より高いです
 
 中学卒業、15歳で働いて、20代半ばではもう10年の経験です

 SSTなんか少ないから、自分でつくるし、
 みなさんTIGもガス溶接、器具がなければバッテリー2個直列に繋いで、即席電気溶接も、普通にするし、
 汎用旋盤で加工します。なければ、作ってます。

 いや、むしろ、できない人のほうが少ないんじゃないかと思います

 もうちょっと学のある人、語学できる人は、スマホみたいに
 CADつかって、3Dスキャンしますし、CNC加工、3Dプリンタなんかを 使いこなしてます

 おそらく、当地の自動車ディーラーは、基本、新車販売だけして、修理をほぼしないという背景や、
 貧富の極端な差、
 アジアのデトロイトとなって、自動車産業が発展している、車好きの若者が多い、
 ニコイチの車や、エンジンOHは
 昔から日常的なのでその分、レベルアップしてるんだと思います。
 
 嫌味な言い方をすると、日本の部品交換屋さん、円高のおかげで
 安価で安定した輸入部品の供給があり、
 ネジ緩めて締めてホイの、部品交換が可能であった。

 かつてのベンツ、BMWの状況とは、
 当地では、事情がことなっていた、

 時間工賃も安いという逆境が、
 貨幣価値の差も加わり、優秀なメカニックレベルの底上げになったんだと思います。

 友人のOTTO SHOPの ANALASさんなんか、KEを何台フルコンにしたのかわからないくらいだそうです

 正直、オフ会にいっても数十台レベルでフルコンです。
 
パワー狙うひとは前に紹介したようにターボ一択ですが、写真のようにNAの人気も高く、
 最近2020年代のトレンドは、エンジンルームのスムージングとあわせて、ビレットファンネルむき出しの当時モノ仕様だそうです

 

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 たこ足のうねりも美しい!
 LLCタンクもプラスチックからアルミに作り替えてサイドタンクと一体にしてるのがトレンドみたいです
 電動ファンもシュラウドからアルミで作ってます

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 独立点火でコイルプレートつけて、配置、高価になったデスビを排してランニングコストも低下、性能もアップです

 ATは機械式のままの方もいますが、故障やOHのタイミングで722.6にする人が多いようです

 ABSは純正を活かす人もいますが、調子が悪いのにこりて、外してしまう人も多数です

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 マニュアル仕様のNAの車乗らせてもらいましたが、頭が軽くて楽しいんですよね
 DOHCより、ヘッドが軽い分、のってて楽しく思いました

 こういう車、よろしくお願いされたいです

 日本の中古車の値段下落が激しいこと、
 ベンツに関して言えば、排気量が上のモデルが偉い!というわけのわからない風土が
 特に中古取得者にはあるので、魅力のある4気筒モデルが、淘汰、減少しているのは
 残念なことです。


 他方、水には魚がいて、田には稲が実る国にいると
 ライジングサン、日が昇る国であったはずなのに、上見ているつもりが、
 いつにまにか落日の日本になったことを改めて感じます
 

 いや、おまい なにいってんだ!
 おれのいってる日本のxx のほうが もっとすすんでいる!
 

 バカやろ! おれのほうが上だって いう 人がいたら 

 ぜひ教えてください

 お礼にトムヤンクン ต้มยำกุ้ง くらいは ごちそうします

 修理したお店の悪口、相談はいりません。もう 聞き飽きて おなか一杯ですし

 私は消費者センターでも無料案内所でもありません

2023/04/24

W124  W201 190E/230E/300E ゲレンデ M102 M103 のフルコン KE ジェトロで疲弊している貴方へ 3  K/KEジェトロっとどんなもの?


 80年、90年代初期のベンツで使用されているBOSCHのKジェトロ(K-Eジェトロ)

 先に書きましたが、私の知りうる限り、多くの、ほとんどの車では、まともに動いていないと思います。
 ごくごく一部の車でのみ、まともに機能している前時代の燃料噴射だと思います。


 理由は、経年変化だったり、電子部品他の不具合、長期間放置による内部の固着だったりもしますが、
 あてずっぽうに燃調を調整したり、フラップをいじるなどにより、弄り壊したことによるものだと思います。

三ツ星倶楽部 其之五 W107 500SL 特別編 2/3 機関編

 芥川さんのSJページの記事です。説明、仕組みは非常に参考になります
 
k-jetro.jpg
 こちらはKジェトロ

 SJも 昔は、こういう立派な記事を書いていたんですね
 芥川さんならではの理解してからのかみ砕きです

 「欠品しました」 案内だけではだめだと思います


ke-jetro.jpg
 こちらが、K-Eジェトロ、Kジェトロに非常に簡易な燃調制御がはいってます。

 よく誤解されるのですが、
 私、改造、チューニングが一番、フルコンが一番というなにがなんでも
 フルコンをすすめてるわけではありません。

 あくまでも、選択枝の一つとして、
 もう完熟期ともいえる2020年代の電子制御技術を利用した
 社外の汎用コンピューターによる制御には良いこともあるよ! という程度です。

 普通に乗れるんだったらkでもKEでもいいと思ってます。
 
 フルコンのデメリット、くっつけようとすれば、ノウハウが必要、冒険がそこにはあります

 業者が腰引けてる日本の現状では、ユーザーが冒険するには敷居がたかいんでしょう
 保証も、補償もつきません、すべて自己責任

 もちろん、オリジナルではなくなりますし、ワンオーナー整備記録付きなどといったクラシックカーでの
 価値を下げるものだということは理解しています

 ただ、現状見る限り、LHでもKEでも モトロニックでも、
 部品がない、あっても高い、それでいて調子が悪い ということ、ボッシュ独特の秘密文法で解析が大変など
 ボンネットが空かない車より、自分で納得して理解できる仕組みのほうが好きというだけです


 さて、問題のKジェトロ、 ほかにもAVOの檀崎さんが わかりやすく書いているので引用します



AVO/MoTeC Japanのブログ Kジェトロ から

 これ、見るとわかりますが、
 まず、きちんと動くにしても、全気筒同時噴射なんですよ

 これは構造的に変えられません。前にも書きましたが、ポート噴射エンジンの噴射タイミングは
 燃焼安定、つまり燃費やパワー、ノッキング、排ガス、環境等にとても重要です。

 すごく端折っていうと、
 燃料噴射は、吸気バルブが閉じている間(圧縮、爆発、廃棄)の3サイクルで完了してないと
 バルブ傘に燃料が噴射されて、熱で蒸散することができず、筒内に直接噴射されちゃうと、
 特に冷間時の燃料は不安定になるし、オーバーラップ時のガソリン吹き抜けも増えるので、良いことありません。

 要は、垂れ流しです。 全気筒同時噴射ですから、どこの気筒が濃いのか、薄いのかもわかりません。
 (都度、プラグ外してみる、全気筒にO2センサーつける、全気筒に排気温度計つける等で調べる方法はなくはありません。
 そこまでK/KE でやってる人 世界でも いないでしょう)


 加えて、Kジェトロ、どのモデルでも、ノックセンサーフィードバックがないです
 なのでノッキングしてもわからない、つまり 点火時期つめられません。

 さらに、最後期のごく一部のモデルを除いて、気圧補正がないので、高地にいくとぐずつきます(補正範囲超えると特に顕著です)。

 まあ、全体的にもっさりとした雰囲気というか、あー まだ まだ だね という 過渡期の制御です。
 どの気筒が濃いのか、薄いのか判断して、気筒別に燃調をとる、
 燃料噴射タイミングを調整する。霧化を良くする
 点火時期をギリギリまで詰めて、爆発圧力を高める こういうことができません。

 比べて原始的な キャブレターは、エンジンの吸気負圧に応じた、気筒別シーケンシャル制御です
 霧化もK/KE よりはるかにいいです
 
 まあ、これらはK/KEの機構上仕方ないものです、
 
 エアフロがフラップ式で、それを押すことによって、ガソリンの噴射量をコントロールする基本構造ですから
 燃圧依存、突き出し量依存であるわけです。吸気抵抗も大きくレスポンスも遅いです

 追い打ちをかけるように、これ、もう旧式の旧式ですから 部品が異常に高いです

 北村さんに調べてもらいました W201 190E M102 8vの部品値段です

KジェトロのFデストリビューター ¥469,700
エアフロフラップ             ¥261,500
エンジン配線  ¥13,100
O2センサー  ¥35,100
コイル  ¥26,700
デスキャップ  ¥28,200
デスローター  ¥15,700
プラグコード ¥45,000
EZL ¥204,900
制御コンピューター  ¥36,700
エアバルブ ¥108,700
プレッシャーレギュレーター ¥117,800
吸気温度センサー(8V、16V共通) ¥8,030
TDCセンサー(8V、16V共通) ¥17,000
サーモバルブ(8V、16V共通) ¥5,580
フューエルアキュームレーター(8V、16V)
¥36,500
ノックセンサー(KEは設定なし) ¥0

¥1,430,210

よろしくお願いします


いや、よろしくお願いされません。

 まあ、国産と比べて部品出るだけいいですが、もう嫌がらせに近い値段です
 これ全部かえても、もっさりもさもさ です。

 これならフルコンにするでしょうね

 修理情報、そうでなくても、代替手段も提供できない部品屋さんなり、部品交換の修理屋さんは、
 名車を続けて、乗っていきたいユーザーの思いにどういう対応、行動、説明するんでしょうか?

 自動車産業が盛んな我が国、日本の、輸入車の整備事情、その能力や気概ってのは、
 こんな程度、北米、欧州はしかたないにしても、
 
 もとより、東欧や東南アジア諸国より遅れているってことでしょうか?

 

2023/04/10

W124  W201 190E/230E/300E ゲレンデ M102 M103 のフルコン KE ジェトロで疲弊している貴方へ 2 配線は既製品が売ってます

つづいては、同じくEUのエルベエンジニアリングの製品
 こちらは、SJでも取引あるので、取り寄せは可能です。

エストニアのエルベエンジニアリング

  エスコートで製作中だったR107に 電子5速 AT 722.6乗せるのに、
  使ったのが、ここのベルハウジングキット
  ほかににもM117のステンレス製タコ足を購入してますので、SJが日本代理店になってます。

 積極的に案内してませんが、 特異ECU廻りは、安くて良い製品です

 ポーランドと同じく、旧東欧、旧ソビエト連邦に属した エストニア

 Estonia の オタク仲間のELBEさんが やってます
 オタク度高く アジアのNIIBE にならぶ EUの ELBEです(笑)

 お話聞くと、沢山のW201,124が走っているようで、故障しがちで旧世代のKEから交換して走ってます
 作業する台数が多いので、車種別の配線キットを出してくれてるので、大変たすかります。


 まずは、4気筒のM102

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  190E/W201, W124の230E 230T やゲレンデにも搭載された単カム4気筒エンジン
  日本国内でも多く流通していましたが、多くは廃車にされ輸出されたり、国内で残ってる車も不調で悩んでいるのが
  多いエンジンです。

  より大排気量の6気筒や8気筒エンジンを搭載したモデルのほうが中古車市場で人気が高かったため
 市場価格と純正部品の高騰により修理されることが’減少し、残念ながら輸出に回った車のほうが多いモデルです

  こちらは、私も8v 単カムの4気筒をフルコンにしたW201に車のったことありますが、
  エンジンノーマルでも、とても良く走るので、驚きました。
  写真の配線キットは、4個のボッシュインジェクター仕様で 旧価格ですが450ユーロ(約7万円以下)!~から
  純正のエンジンハーネス改良するよりこちのほうが安いです。

  欧州では一般的な普及価格の
  ハンガリーのVEMSや スウェーデンのMAX ECUを組み合わせて使うひとが多いようです

  これにセンサー類、スロットルポジション、水温、吸気音、ノックセンサー、O2センサー
  クランクセンサー、
  コイルレスにするんでしたら、独立コイル4個とインジェクター4個
  あとはフュールデリバリーと燃料レギュレターです。
  シーケンシャル制御がおすすめですが、その場合はカムセンサーが必要

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 既存のO2センサーと置き換えで使えますから、溶接いりませんね 写真はVEMSのECU
 フュールレールは、ビレットで 作れますし、 タイなんかですと他車種ボアピッチあうのを見つけて流用ですね

 いや、これみたり、ターボチューニングじゃなくっても、
 NAのままフルコンで抜群に調子のよいW201とか乗らせてもらうと、なんでこれやらないのか
 理由が わからないでです

 日本のフルコンって、比較的特殊な事情、チューニング屋さんのターボで広がったイメージですが、
 東欧では、これを通常のNAのまま、不良部品の代替や修理で使ってるところが違いますね

 おそらく、ディーラー修理は、新車を買ってもらうための修理(高額な見積もりで新車を売る)だったり、
 アフターサービスでしかなかったわけですから、
 抜本的に修理するような提案をしてこなかった、また市井の修理屋さんも
 勉強、研究して資本投下するより、経験のある部品交換のほうが楽だし、確実 という相互の事情があった

 ユーザーもベンツだから、ということで妙に納得していた

 おまけに、身内批判、自己批判でいうと
 部品屋さんも、その流れに乗って、勉強不足、研究不熱心だったんでしょう

 わからないことを聞かれると困るから 売らない、 で商売ができていたのは、
 売る部品があったからこそで、もうそれが、確実に無くなってきた状況では、気持ちを入れ替えて
 対応いただくしかないと思います。

 配線キット輸入して、日本だったらおそらく、これにコネクターを MOTECか LINK用にあわせてになるんでしょう
 

 つづく 次は6気筒 M103 104 で書きますね

 こんなどっちでもよい情報ですが、日本で1台でも 残るベンツが増えることを祈ってます





 




 

  
  

 

 
2023/04/04

W124 300E M103 のフルコン KE ジェトロで疲弊している貴方へ 1

 えー いわゆるフルコンについて

 このブログは主にM119エンジンが乗った W124 W124036 500E/ E500 のことを中心に書いてます。

 なので、ほとんど 4気筒や6気筒の乗ったベンツ W124 W201 の ことを書いたことはないです。

 例外的に、タイや 東欧の国のユーザーのことを書いたことくらいだと思います。

 おそらく、日本語で書いている情報が少ないためか、ときどきこれらについて問い合わせをいただくことがあります。

 そもそも自分でやったことが殆どないので、見聞きしたことに推測を加えてですが、備忘で載せておきます。

 まずは、多くが駆逐、淘汰されて輸出された 名機M102・ M102が乗ったW124 W201について

頑丈なスチールブロックに、アルミニウムヘッドの2バルブ 単カム クロスフローという 
 70年代後半から80年代にかけての設計の名エンジンです。

 その前の初代DOHCモデルから引き続き、Kジェトロに電子制御をおまけで足したようなものをつかってます。

 問題が、このK-Eジェトロ 排気ガス規制と環境規制で 
 アイドル制御やコールド、温間時などの電子制御を補助的に くっつけた過渡期のエンジン制御システムです。
 もちろん今は淘汰されてありません。

 電磁ポンプで圧送した燃料を、フュールディストリビューターという奇怪な分配器で各気筒に振り分けて、
 ガソリンの吐出量は、燃圧だったり、キャブのジェットの穴の大きさと同じく、
 物理的にコントロールしてます。ですので、全気筒同時噴射です。

 バルブが開いていようが、閉じていようが変わりません。垂れ流しです(ここポイント)

 エアフロメーターは、これまた奇怪なフラップ式で、エンジンの負荷をフラップの吸気抵抗の増減で検知する仕組み、
 その検知方法はポテンショメーターが機械的距離を動くのを抵抗値でアナログ検知するという 
 まあ鷹揚というか牧歌的というか、こんなことしてたんだね! という検知方法です

 これらを中心にすべてが壊れます。一部部品はというか多くは、これも部品がないようです。

 部品供給本来、がないので、
 本来、非分解なのに分解して弄り壊した中古も多く、もうなんだかわからないようなゾンビ車が
 世界中、いっぱいです

 そんな状況、逆境を生かしてでしょう
 旧西側からの中古車が多く輸出された東欧、ポーランドでは、KEーJET killer なるものが
 一時期大きく出回っていましたようです。

 まずは、6気筒M104 用から


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 簡易な方法で、KEを全部とって、そこにボッシュの現行インジェクターを指して、フュールデリバリーを作って、
 燃圧レギュレターをつけてます。クランクピックはプーリー部につけて、点火系は既存のEZLのまま

 今もつくっているようですが、あまり需要がないようでデリバリーには時間がかかるようです
 EZLが6気筒も欠品、高騰が多いので、それも影響があるんでしょう。


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 写真見る限りでは、フラップがないから Dジェトロ、スロットルの開度と回転で制御してるんでしょうね
 現在のフルコンは賢いので、エアフロレスでも普通に動きます。

 これの良いところは、部品点数が少ないので安い、エアクリーナーくっつければ、 あんまり目立たないところでしょう
 デリバリー 工夫すれば、もっと純正っぽくできますね
 

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 ホームページ残ってますので 値段見ると €1,187.50! 20万円以下ですね
 こりゃ売れたわけです。残念ながらfb頁は5年くらい更新してないので、今やってるかどうかはわかりません

 KEjet KILLER ページ

 私に 聞かれても 詳しくは しりませんので 悪しからず!

 これ見ると、カムセンサーないから、 同時噴射のままなんですかね?
 o2センサーは純正、水温センサーも純正、吸気音センサーらしいものは見えますが、
 よくわかりません。

 点火制御ありませんでしょうから、ノックセンサーもないですが
 動かすには不足はないと思います。潔い割り切りで低価格戦略だったのだと思います

 興味なかったので、考えもしませんでしたが、日本で売れないのはなんなんででしょうかね?

 これあれば、自分でやれば、20万円以下で K_Eジェトロの魔の手から逃れられたのに と思うと
 EUや米国のように 普及しなかったの理由がわかりません

 おそらく、推測ですが、日本のベンツの自動車屋さん(とそのユーザー)はドイツ語も 英語もわからない人が多かった?
 
 いやそんなことないと思います。

 たぶん、多くは輸入ディーラー(新車を売るのが仕事)で整備の修行をして独立、
 ある程度、英語なり、ドイツ語はわかって、ディーラー時代は整備情報をもらえたけど、内燃機までは弄ってない。

 車検整備と一般修理が中心で、エンジンおろして、内燃機加工を依頼なんてことはしてなかったんだと思います。

 そういう状況にいると、自分で考えて調べる必要もない、テスターがでる情報で部品交換になれちゃうから、
 燃料噴射時間がどうしたとか、噴射量がどうしたとか、O2がどうしたとか、水温補正がとか 考えなく なっちゃったんですかね?

 まったくもって、謎です。


 


 つづく
 
2023/03/14

W124036 500E M119 エンジン フルコンにするには? 機械式スロットル ところでなんで電子制御スロットルにこだわるか?

 選択枝として 機械式スロットルもあるんですよね あらためて気が付きました

 ご存知問題児の
 500Eの純正電スロ、前期と後期で違って2つモデルがあるのですが、
 部品がでない、製造廃止だそうです。

 半導体の供給状況からするともう再生産される可能性は、限りなく0に近いんじゃないかと思います。

 今生産している半導体だって世界中で足りなくて、買い叩いてきた自動車産業には、回ってこないんですから
 その中古、さらに古いモデルなんか 無理無理でしょう
 
 はい、もうおしまいです。

 純正部品(もしくはOEM)メーカーの流通に依存していた修理、部品屋さん、ユーザーは、もう終わりだと思います。
 
 私の嫌いなことばの一つ、中古(チュウブルと読みます)を
 中古良品などと訳の分からない造語つくって、確信のない劣化している部品、
 
 それを自分、ユーザーが自分の責任とリスクで使うのならわかりますが、

 プロフェッショナルが、目先の手間や、説明を省いて、不確定なリスクを転嫁,内包して、
 懐の豊かでない顧客と お互いが、直前の目先の利得、利害一致を期待する(ように見える)。

 それで、問題先送りできる時代は長く続かなかった、もう終わるべき、いや、確定的におわったと思ってます。

 金は天下の周りもの、予算、

 その、お気持ちはわかりますよ、

  限られた予算でとりあえず動くようにした、でも部品がない、
 
 「予算ないので、中古ありませんか?」  もしくは、

 「在庫してる手持ちの中古をつかいましょうか?」

 でもね、よく考えてください、

 これ、風俗店に素人探しに行くようなもんです

 老人介護施設に、ピチピチギャルを探しに行きますか?



 そもそも、壊れてなければ、部品交換しません。

 そういう私も中古部品で時間とお金無駄にしたことあるんですよ、だからすすめません。 特に電気系の
 
 EZL,電スロ、ECU、配線、センサー類

 予防整備で交換した? それなら自分で保管しておきます。 私ですらそうしてます。

 そりゃそうでしょう、もう、良品なんてなくなるわけです。上流から一滴の水が落ちてこなくなりました。

 リスクをとること、

 自分の責任で、お金使って、ばくちを打つ、安く仕上げる、それも楽しみですから、それはいいでしょう
 
 私も、経験と知識、運をもとに、ばくち打ちますし、ギャンブル、投機もしますし、投資もしてます。
 勝ってばかりじゃないですし、ときには大損もします。

 いや、多くの場合、むしろ負けてばかり、高い勉強代だと思ってます。

 それを、人の金でする。

 工賃もらって、得体のしれない中古部品のリスクを、充分な説明なしに他者に転嫁するのが
 かっこよくない、けしからん こう思っているわけです。

 たしかに、新品だって壊れてるし、一定確率で不良品はあります。新車だってそうでしょう。

 ただ、それと同じレベルで、経年劣化した中古電子部品の話はできないと思っています。

 中古で使う その部品、単体でテストして動かしてますか? 電源つないで、出力波形の測定してますか?

 そのために、スロットル、EZL、ECUのテストベンチつくってますか?

 その都度、車載で試験する、へたすれば、貴重な他の部品を壊す、外すという手間をかけてまでやってますか?

 そもそも、問題の電子スロットルなんか、過去ログみてみるとわかりますが、
 私なんか、へたすれば車検毎、エンジンおろす度、
 インマニ外す度に交換してました。熱いエンジンの中に置かれてる定期交換部品、消耗品です。

 これだけ水温や冷却にこだわって、インマニに穴開けて、ボンネットに穴あけて風通して、いてもそうです。
 水温110度、滞留した熱の中で、使われた部品がどうかは想像に難くありません。

 前にも書きましたが、電スロ、ここに空気宛てて冷やさないで乗ってると、水温メーターで100度以下でも
 1時間もたてば、動きが悪くなります。 私は自分で運転してそう感じました。

 情報なんて非対称なものだし、不公平です。それゆえに、持てる者は、襟を正さないといけないと思ってます。
 
 うん、 おしまい、 勝海舟の末期の言葉みたいですが、お、わ、り、 は終わりでしょうね

 純正指向の人は大変だと思います。
 先見のあるかた、気合入った人は新品を買い集めて、すでに複数ストックしている人もいます。
 正解だと思いますね

 富と情報、 持つ人と 持たない人の差が さらに激しくなる自由主義の世の中です

 前にもかきました、繰り返しますが

スロットルアクチュエターのオーバーホール

  現時点というか、昔から、私の知りうる限り、配線の修理はできても、
 内部のクラッチやモーターの修理、日本で、米国で、欧州で、世界中でも
 きちんと修理してるところはありません。 あったら教えてください。教えを乞います。

 思うに、もう、 この世代のものは、無理なんでしょう 

 希望的には、もしかすると、遠い将来、
 そのうち出てくるのかもしれませんが、すくなくとも、その気配すら私は感じられません。

 たぶん、理屈から考えるに、過渡期の自動車電子製品のサダメで
 中古品の寄せ集めがよいところで、
 新品部品で修理ってのは、ない、無理なんだと思います

 じゃあ、持たない人で も残ることのできる人、 たとえば、頭使うひとはどうしてるか?


 前にも書いた、タイ チュラロンコン大学マスターのANALASさん の作品(笑) 
 

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 これ、KEのインマニに LH/MEのインジェクター、ボッシュのEV1以降をのせています。
 LHのフュールデリバリーはVバンクの幅が違うU型、そのままじゃつかないので、
 このステンレス製の純正っぽいデリバリーは、おそらく同ピッチの車の流用でしょうか?

 こういうのを平気で見つけてくるのがすごい、

 気が付いた方はご名答!


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 スロットルは、90-92 SLのスロットル 70mmのリビルト品です。
 スロットルポジションセンサーだけ新品にして清掃しているんでしょう

 これなら、電スロ廃止しても メカニカルのスロットルで使用できますね

 フルコン前提でしょうから、エアフロなし、Dジェトロっだけでも問題になりませんし、
 エアフロ(これも部品供給が終わったらしい)他車種流用つける、もっと上流につける等で対応してもよいと思います。

 なんで、電スロにこだわっていたんだろう、電スロがだめだったら機械式にするという方法、
 昔、さんざん1Jや2Jの国産でやってた方法をとればよいということを、とばしてたことに気が付きました。

 ボッシュの汎用電スロ使うまえに、こういう方法もあるんですよね(笑)

 
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 写真はM117 前期モデル用です!