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2017/06/14

ドライブシャフト ブーツ ストラップ クリップツール  Drive Shaft Boots Strap Easy Cripping Tool

神は細部に宿る というけど
W124 500E の 細部ではありますが、ほとんど 多くのオーナーには関係のない
ドライブシャフト

対して、我が国だと ドリフトの方々や、ジムカーナ競技(特にFF)、周回系の方、
旧車の独立懸架でドラッグレースやってる人からのレスがあったりします(笑

確かに、ドライブシャフト、ブーツは、操舵を行うFF車ですと 車検時の交換部品だったり、
ハンドル操作してトラクションがかかるジムカーナや 大パワー車だと 消耗が深刻な問題です。

その分、たしかに、強化シャフトやリビルト品も多く出てますね



さて、そんな市販品で足りない人や、さらに高強度CVを求める人、
純正ブーツを修理しようという人は、こんなツールがあると便利です

以前、ベンツ純正のドラシャブーツの修理のときに、純正のニッパー風のカシメツールを紹介したことがありましたが
それより、こちらは使いやすいです。



 同じように、ステンレスのストラップでブーツをシャフトに固定して、引っ張りと固定がワンアクションでできます。
 純正のツールだと、一人が押さえて、引っ張りつつ、固定するという、足と手を使っても、もう一人いる作業が
 一人でできます。
 頻繁に作業する人にはありがたいツールだと思います。

 
2015/11/11

ドライブシャフト製作、特注

500E、400馬力以下で乗っている人には、
ほとんど、用のない話です。

速い車に興味ない方は、どうか 飛ばして読んでください。

W124、500Eのドライブシャフト、 経験上、最大トルクが60kg/m, 最高出力で400馬力位を
超えると一番細いアウターのスタッビ部分が、ポキポキと折れます。
一発で、折れなくても、シャフトが捻じれます。
ウイリーさせる位気合いれて、ドラッグレースなんかすると、一度に二本折れます(笑)。
WPCを掛けても、絶対的な強度が足りません。

それもそのはず、純正はすごく細い、T25サイズ。国産でいうと1800ccのFFサイズです。

この当時のベンツ、LSDも無い、トラクションを掛ける、リアを積極的に滑らせるというより、ドライバーの技術を信頼しない文法。 
おまけに、良い材質の鋼材でできた、CVと相まって、これで良かったのかもしれません。

初期の安全デバイス、ASRで、一定以上、スリップすると介入してブレーキ、スロットル閉じるという方向です。
加えて、レべライザーついているのでと、荷重がかかると車高を上げて、トラクション抜くというLSDを必要とさせないセッティングです。

なので、極細、25T、こんなチビッ子、ショタコン、短小サイズで良かったんでしょう。

だいぶ前に、米国のドライブシャフト屋さんに頼んでいた、特注のドライブシャフト、
レスポンスが良くないのと、いつまでかかるかわからないので、結局、部品取り寄せて、 日本で製作することにしました。

フルコン化してパワー上がったこともあり、いつ壊れるかのヒヤヒヤで乗りたくない理由からです。


ハブのスタッビ、セレーションの限界サイズは、ベアリングのインナー径の大きさと、ハブの肉厚で 決まります。
併せて、ハブもクロモリで軽量品を製作、






写真は競技用のスペシャルCVジョイント、クロモリのケージとボール、ポリッシュ仕上です。
センターのシャフトも同じく中空の300Mクロモリで長さ決めて製作です。

ここの加工精度と硬さ、表面仕上げは、走行抵抗、フリクションに影響します。強度だけではないんです。


当初、記事にも書いた様に、特注シャフトが出来るまでの中継で、アウターのスタッビはワゴンのドライブシャフトを流用して、

純正T27でいこうかとも思いましたが、所詮ノーマル流用では役不足なのでやめました。

安心して踏めるようには、1000馬力位対応でいきたいのです。

そうなると、T27では、クロモリ転造で製作しても強度不足、無理なので、
サイズアップ、 その上のT30か、T32で行きたいと思います。







おまけに、ハブスタッドボルトはSPARCOのM12だと、トルクにまけて歪んでしまったので

ARPのクロモリスタッド、 圧入タイプで、先端がCURLの転造品にすることにしました。

組み込むベアリングは、ワゴンのハブキャリアを使うので、
ワゴン用の純正を分解して、再研磨、再組立てで、スルスルに動きます。
ここのフリクション、とても、大事、


問題は、インナー側、インナーシャフトフランジ、
製作になるかと思いますが、
ここも、結局、LSD内部のサイドギアのスプラインでシャフト大きさが決まります。

うーん、となると、LSDのピニオンギアも製作か?
どのみち、LSD内部のギア、純正のサイドギアがT27なので、ここで折れると、デフ全部がダメになります。
そうなると、サイドフランジもT31となるから、結局、製作だろうなー

1000馬力の道は遠いね(笑)

とても、縁のない話と思うのかもしれませんが、


強く願い、そのために努力を、かかさずに続ければ、
きっと到達できる道だと思っています。
そんな夢を与えてくれる車、500Eであります。


2013/07/13

ドライブシャフトオーバーホール(3)



写真は、分解したドライブシャフトの中身、ベアリング球、アウター側6個のうちの一つです。
なんで、こんなものを計測しているかというと、流用ができないかなと調査中です。

調べたところによると、ベンツのほかのモデルでも、このサイズのジョイントを使ってます。
Sクラスもそうですし、ゲレンデもそうです。
今回のアウターの流用と並行して、
ベアリングの球だけでなく、リテーナー含めて、社外品の強化品を流用できないかと思って模索してます。

どうも、ポルシェも、ベンツも、BMも同じメーカーのドライブシャフト製造みたいで、
なんかうまいこといくといいななどと思ってます!
2013/07/07

ドライブシャフト アウターのOH



写真はW210/E55ワゴンのドライブシャフトのアウター側のアウトプットシャフトです。
セレーションの歯数は27Tです。ノギスで見ると29.48と示してます。

ヘアライン号の今回の計画では、破損していないインナーと、インターシャフトを500E用、
アウターをE55用にする計画です。

幸いアウターのインプットセレーションが、500EとE55用で共通だったのでできる流用です。

ちなみに、ベンツ以外でも、一般的には、非分解で
ドライブシャフト、アウター側はオーバーホールできないようにな部品設定です。

しかし、インナーもアウターもブーツ部品が共通ですので、アウター側のCクリップを
自分で調達すればOH可能となります

ドライブシャフト、分解するとわかりますが、グリスが経年変化と熱で、真っ黒なオイルみたいに
なっていると思います。ここのグリスアップをするとフリクションも減りますので、
滑るような空走感が味わえます。 アウター分解の手間をかけても、おすすめの作業であります。
2013/06/20

ドライブシャフト流用(笑)

20110611DRIVESHAFT comp

ドライブシャフト、米国にオーダー中なのですが、予想通り、遅れています。
仕事モードで、警告書だとかは嫌なので、様子見てましたが、仙台ハイランドも復活して、
JDDAも開催、D&Sとなると放っておくわけにはいきません。

かといって、純正+WPCだけでは同じようになる可能性大。

等と悩んでいましたら、W140などのSクラスや、210のワゴンなどでは、
ドライブシャフトのアウター側のスプラインが太いという情報をいただきました。

写真がその比較です。
スプラインのセレーションは規格品でして、W124/500Eなどですと25Tのφ27というサイズです。
対して、W210ワゴンは27Tのφ29という直径で2mm大きいサイズです。
ドライブシャフト自体の長さが違いますが、アウター部分を分解して、フランジ取付部を
流用できるのであれば、強化品になります。

というわけで、、アウター部分を分解することにします(続く)

っていうか、こんなこと書いて役に立つ人、日本に、
いや世界中に何人いるんだろうか(笑)

ちなみにアウター部のABSセンサーのリングは叩くと外れます。
500Eは、デフ側にセンサーが付いてますが、それ以降はアウター側についています
というどちらでも良い豆知識(笑)