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2021/08/08

マツダの思い出 2 そういえば、大昔 面接に行ったことがあった

マツダのこと 書きましたら、思いのほか反響があり
ステイホーム?の諸兄から連絡いただきました(笑)

みんな暇なのか?

マツダ、 イニシャルがMから始まりますが、
メルセデスには永遠になれない、東洋工業、もとは、コルク製造会社、オート三輪、軽自動車から
自動車製造に進化した進化系の広島名物”成り上がり”の会社です。

起死回生のロータリーエンジンは、今思うと、下手掴みのライセンス契約、
実用化で延命にはなったでしょうが、オイルショックや排ガスには、根本的な対処はできず、
合弁から 身売り話もでたり、結果としては、新車販売では、不運なエンジンだったんだと思います

前にも書きましたが、
マツダは、もともと免許取る前、高校生のときから、近所の中学のリアカーをかりて
解体屋から運んでエンジン買ってバラシてたし、
124(S124 サバンナRX3です(笑)でロータリーエンジンをいじっていたり、
P3000のプロダクションレースで、スポーツコーナーの方に親切に
助けていただいたりの、縁がありました。

それより古くも、まあ、実は、祖父が、ライセンス関係のことで、
いろいろあったようなんですが
そこの惣領が田舎から東京の大学にいったはいいけど、
勉強そっちのけで、ふらふらして、夜中はゼロヨンばっかりしてた頃のお話

きしくも、当時、マツダのビルがあったのと同じビル、
日比谷の大和生命ビルに事務所があった大先生と
家人が、どこぞで会食したさいに、わたしの素行不良が話題にのぼったそうです(汗)。

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「勉強もしないで、やかましい三流メーカーの車、マツダをいじって カミナリ族の真似事」等の
悪評が 大先生の耳にはいったようで

アパートで彼女と寝てたら、とても怖い人達が家に押しかけて来て、日比谷公園を見下ろす
事務所につれていかれました。

「そんなにマツダが好きなら、今から面接にいけ!」 とかいわれまして
返事は、オス、押忍で、急に面接にいくことになりました。

リクルートスーツも着ないで、一人だけ学生服着て、面接に赴くことになりました。

まあ、それは、それは、世間知らずの、生意気盛りの学生、それまで、大コンサルで
夏休みにアルバイトしてたわけでしたから、知りもしないのにそこで見聞きした知識、

いずれ、自動車メーカーの多くは淘汰されるとか、
自動車なんて、大量消費財、コモディティになる 
ブランド力のない安売りメーカーは生き残れないとか
虎の子のロータリーについて、特許ライセンス受けたこと自体が失敗とか、
負債比率がどうしたとか、物品税廃止で輸入車が増えるとか
海外展開、現地生産ノウハウの少ない地元志向
会社は円高で滅びる などと、小僧が、聞いた知識で、好き放題行って帰ってきました。

当時、80年代おわりでしたが、今振り返って、まあ、おおくは外れてなかったと思います。

そんななかで、
今でも覚えてますが、
「何か最後に質問はありますか?」といわれたので、
同社のたしか人事担当の役員が新卒何百人を採用!と意気込んでいたお方に対して、
「安定雇用という反面、実は長期では何も考えていないように思います」
「その場しのぎの、採用無策だと思う。なにより将来が心配です」
等といったら、顔面 マツダブルー(当時)になって怒られました。

こちらは、世間しらずで、怖さも知らないし
常務と専務 どっちが偉いのかも知らない アホ学生なわけで

ものすごく生意気なことを正論で 冷静に、お返した記憶があり、
そんな珍しさが良かったのか、周りの役員には、それは、それは、
大うけして、大笑い、してたからなのか、わかりません。

面接のあと、N先生のお口添えがあったからでしょうか、
学生服で腹を空かせて、貧乏そうに見えたのか
「なんでも遠慮しないで喰え!」 というのでといわれたのを幸いに、総理大臣がいくような
築地の料亭まで連れてってもらって、ごちそうになったことがあります。
(スポーツキットのエンジン一台分くらいごちそうになりました! 今でも良い思い出です)

絶対、落ちた、と思ってたら、
何日かたって、なぜか、内定をいただいた記憶があります。

でも、まじめなところ、とても、とても、で 
一、ファン、ユーザーとして応援していきたいと、丁寧にお断りしました。

いま思うと、時間とって面接してくれた方、思うと、とても、申し訳なく思います。

その当時、面接していただいた技術畑の中堅だった方、かっこいい人いましたね
正直、外見はダサいおやじだったのですが、説明説得の仕方とか、こういう人がいるから、
クルマができるんだなーと思ったことがあります。

当時、そこの会社があった同じ内幸町の旧大和生命ビル、
昔々、鹿鳴館が立ってたところから、
最近、別の場所に、移転したそうです。

その後、 八丁堀から通勤快速のヘアライン号を運転して、
その前を とおるたびに思いだしてました。
2020/02/08

フロントブレーキローター組み込みと チタンボルト、ナット

   ブレーキでだいぶ引っ張りましたが、


 フロントは既存のGT2用380mmローター無事に組み込みました。


 スタッドは既存のM12なので、前はM12.後ろは1/2なので12.7mm


 異径になります。



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 ロアアームの付根ボルト、ナット


 ストラットの固定2本のボルト、


 ボールジョイントのナット等、すべて6-4チタンで揃えました。



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 ブレーキのラジアル固定ボルト2本、スピンドル固定の2本もチタンです。


 いずれはカーボンコンポジットのローターになるとは思いますが、


 その前にできるだけの軽量化です。


 


 合わせるホイールナットも6-4チタン、M12です


 


 そんなわけで、カーボンローターは、もう少し先になりそうです。





2019/11/07

コンチネンタル バイオニック ブレーキキャリパー

 もはや日本が経済二流国となったことと

 自動車の未来の先すぼまりを宣言するようになった 2019年の東京モーターショー


 中国や欧州、米国のショーとくらべると あまりに寂しいので

 そこは割愛して

 コンチネンタルのバイオニックブレーキキャリパー 


https://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/tokyo2019/1215256.html



 コンチネンタル社は 10年以上前からバイオニック、動物 体や組織の形状を研究していて

 タイヤ他にも採用してます。


 今回は、ブレンボにつづいて、地味ですが、コンピューター解析と

 バイオニックでデザインしたキャリパーがでてました


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 哺乳類 肺呼吸動物の肋骨のような形状

 映画エイリアンのようなデザインです。

 剛性保って 軽量化とするとこうなるんでしょう

 EVになると回生ブレーキが使えるので、ブレーキ自体の負荷は減ると読んでるようです


 そういえば、国内メーカーからも、さらに特化した キャリパーレスの

 磁性ブレーキが出てました。



 おまけで、懐かしいアルミドラム、

 いすずのベレットなんかは これでした。


 この記事かいた西川さん、アルフィンドラムしらなかったのかな?

 トルクコントロールのドラムブレーキに採用されてます


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2018/09/29

W124  500E メーター オドメーター修理

W124 で は  頻出のメータートラブル
具体的にはオドメーターが動かなくなる。時々 は動く などの症状があります。
ヘアライン号も 30万キロ 25年を超えてこの症状が出ましたので、修理することにしました。

この世代のメルセデス、メーター は往年のVDO製で、液晶やLED、LCD表示ではないアナログの電子式タコメーターに、W124  500Eでは電子式のスピードメーター、他の古いモデルの一部では トランスミッションからのメーターケーブルでの  機械式速度メーターです。
問題のオドメーター に関しては 全てギアを組み合わせた機械式。
同世代のW126  W107 W463や  ボルボ  BMWの同世代のモデルもこの方式です。
この後の129や202 140になって  デジタル液晶になります。
こう見ると  メーターも 透過式ではない 今ではフォークリフトにもないような 古来の外周照射式 で  基本設計は  国産でいうと ケンメリとか  ハコスカ 旧車  昭和50年代 40年代です。
まあ ここら辺の 電球色間接照明のノスタルジック感が この世代のベンツの良さ 味な訳だと思います。
これを無理に 白色LEDとかにすると 目新しさ は出ますが 今となると ややチグハグ感が出てくるのは 残念なところです。
無難なのは 電球色LED や  文字盤書き換え 懐かしの ホワイトメーター 止まりでしょうか
さて 前置きが長くなりましたが、オドメーター不良は この機械式のギアが経年劣化や 摩耗で破損するのが主要原因です。
便利なもので  今は、社外でギア単品でも売っていて  入手可能です。

自分で修理も出来ると思うのですが、私の場合 良い機会なので、他の部分も合わせて SJ経由で メーターOHをお願いしました。
昔  は色々なメーター屋さんがたくさんありましたが、距離戻し(笑笑)の共犯事件等で  淘汰されたり、修理する人も 顧客も減ったり  アッセンブリー交換が前提になったりで、今では 残り少ないですね
もともと怪しい類というか  受付だけして 外注任せや  技術が伴わない素人の延長 修理改造みたいなところも いまだに  あるので トラブルが 多いのが 残念ながら  今でもの  現状だと思います。
2018/08/31

M119  ATI ダンパー  &  ハブ 6pk  8PK 

長らく時間がかかっていましたATIダンパー用クランクプーリー  前期8PKと 後期用6PK
贅沢にも7075 超超ジュラルミン

最近でこそ国内で入手出来る様になりましたが、古くは零式艦上戦闘機  近年でも多くは軍事や民生用航空機向けで、競技車両でもメーカーワークス位しか使ってなかったと思います。
市販車や アフターマーケットで使う様なものじゃ無いんですが、伊達と酔狂でヘアライン号では採用してます。これがホントのコスト無死(笑)
やっぱりバカだって言われるとは思ってましたが、まさかこんな事 他にやる人がいるとは思いませんでした。
CFRPルーフ以上のオオタワケです。
既述の通り、ヘアライン号は電動WPにしたので、ベルト取り回しも変えて4PKのダブル
今回は純正ウォーターポンプ用 前期  後期用で

依頼があったので切削製作して、硬質アルマイトで仕上げました。 この画像はアルマイト前ですので光輝が違うのがわかります
プーリー自体 は純正のプレスよりは大幅に軽量加できて、ダンパー精度も高く、ダンパーの減衰能力も高いから、V8特有の回転ザラつきがある減少し、振動起因のフリクションや  油膜切れ、破損も減ることを期待してます。

装着が大変な部品でありますが、ユーザーレポートが楽しみです。