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2019/11/07

コンチネンタル バイオニック ブレーキキャリパー

 もはや日本が経済二流国となったことと

 自動車の未来の先すぼまりを宣言するようになった 2019年の東京モーターショー


 中国や欧州、米国のショーとくらべると あまりに寂しいので

 そこは割愛して

 コンチネンタルのバイオニックブレーキキャリパー 


https://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/tokyo2019/1215256.html



 コンチネンタル社は 10年以上前からバイオニック、動物 体や組織の形状を研究していて

 タイヤ他にも採用してます。


 今回は、ブレンボにつづいて、地味ですが、コンピューター解析と

 バイオニックでデザインしたキャリパーがでてました


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 哺乳類 肺呼吸動物の肋骨のような形状

 映画エイリアンのようなデザインです。

 剛性保って 軽量化とするとこうなるんでしょう

 EVになると回生ブレーキが使えるので、ブレーキ自体の負荷は減ると読んでるようです


 そういえば、国内メーカーからも、さらに特化した キャリパーレスの

 磁性ブレーキが出てました。



 おまけで、懐かしいアルミドラム、

 いすずのベレットなんかは これでした。


 この記事かいた西川さん、アルフィンドラムしらなかったのかな?

 トルクコントロールのドラムブレーキに採用されてます


022_l.jpg

2019/10/02

M119 500E エンジンオイルパン NIIBE パン 製作中! We will release Niibe pan for M119 w124 500E soon !

品切れが 長らく続いていました W123036 M119 エンジン用 NIIBEオイルパン

鋳込み準備中です。もう少しでできます




500E 用でつくりましたが、同じエンジンならW210でもR129でも勿論使えます。



 



前にもお書きしましたが、M117でも使えるということを、お聞きしました。




品番調べてみたら確かに互換性ありでした。オートマATFパンのときもそうでしたが、



熱心な方からこういった情報をいただくことは、とてもうれしく、励みになります。



 



昨今の夏の暑さ、日本の夏の暑さは異常で、普段暮らしている香港より



東京のほうが、はるかに熱いです(笑)



 



そんなわけですから、M119エンジン搭載の車両の中でも、



もっとも熱に厳しい、ラジエターとエンジンの間が狭く、空気の逃げ場が少ない



500Eでご愛顧いただくわけもわかります。



 



なんで、再製作に時間がかかるかというと、



これも昨今の日本の産業構造の変化に影響されていまして、



中小製造業の高齢化が進み、跡取りもいない、また自動車産業自体が大量消費地のアメリカ、



中国やタイ等に海外拠点を設けて、製造もそこでしているので、仕事量が減り、廃業に追い込まれる



ところが多いことが原因です。



 



そうなると、残った国内の仕事は、特定の場所に集中するわけで、



昔だったら「ちょっと暇になったときにお願い!」といえたものが、暇が途切れない、単価が上がるのは仕方がないにせよ、



加工屋さんや、熱処理屋さんも 数が減って、そもそも加工自体が新しいところではできない、



やったことがない、冶具もないというような塩梅です。



 



昔でしたら、近所の鋳造屋さんが、ご近所の熱処理屋さんにもっていって、それを加工屋さんに届けて帰ってくるというのが



半径数キロですんだのが、ひどい場合は数百キロになる。そうなると配送チャーターやら、



梱包、開梱の手間がかかる、それぞれの時間差、待ち時間考えると、あっという間に数か月単位になっちゃいます。



 



できた製品の配送も、ご存知のように問題で、消費税増税前の配送料の増加や、その前からある大手通販の物流量の増加に由来する



運送業の極端な人手不足。



 



それに輪をかけて、長時間運転や運行管理を原因とした交通事故がおこったため、

おまけに、一億総コンプライアンス化で物流、宅配業の運用すら難しくなってきてます。



 



ほんと、この国の行き先は、どうなっちゃうんだろうと思います。



 



さて、ではありますが、無事に出来上がる見込みができましたので、

バックオーダーいただいた方は



出来次第ご連絡させていだたきます。



 



本当は、作るのやめようかと思ったんですが、自分用のスペアで予備に持っていた一個も、



北村さんが勝手に売っちゃったので、やむなく、作った次第です。



 



そんなわけなので次回作るかどうかは正直わかりません(汗)


木型をもとに、砂型鋳造の準備で 型屋さんに
オイル偏り防止のバッフルの中に、今回は名前をいれることにしました。




後からつくった、ATFパンには、思い付きでいれたのですが、
エンジンオイルパンにはついてませんでした。
今回、型修正のタイミングで文字を入れることにしました。




ユーザーからのリクエストでいれることにしたのですが、
ATFパンは ストレーナー交換で外しますので、見えますが、
エンジンオイルパンは、
オイルパン下すときは、エンジンを開けるとき、
もしくは、ストレーナを変える時で、普段は 見えないはずなのですが、
こんな感じでいいですか?(笑)
2019/09/19

  カッコいいと思うブレーキキャリパー (3) WE could not image such Aristocratic hobby

高級スポーツカー ブランドのフェラーリ、ポルシェが
 ブレーキ、制動装置にお金をかける。

  その中で白眉は、フォルクスワーゲンが出すブガッティ
 

 量産車というより、メーカーが作った安全基準を満たした試作車、
 実験車に近い車、

 潤沢な予算の範囲内で、販売価格をさほど考えずに
好きなことができるという 
 とても恵まれた環境 

 人生のほとんどすべてを対価に投げ出して、
 月給をもらう、奴隷、奴隷頭が、
 貴族の日々の生活が想像できないのと同じように、

 国内メーカーの開発者が聞いても、
 想像もつかないような環境と条件で つくるとこうなるというお話です。
bugatti-testing-the-3D-printed-brake-caliper-5.jpg
  3Dプリンティングで、チタン造形でキャリパー作ってます。

  おそらく形状は、数値解析による“最適化“、 
 これも開発費抑制やコストのやりくりに生きがいを持つように調教された国内メーカーの 
 広報や社畜の開発者がいう“最適化”、 

 選択肢の中から、どっちかくらべて、安くて良いほう
なんてのとは次元が違う 

 スクラッチから選ぶ 目的をもった“最適化”

おそらく、

 セラミックピストンではなく、
チタンピストンを使おうとして、
 アルミとチタンとの熱膨張考えるとクリアランス
うまく確保できないから、
  
 えーい、キャリパーもチタンにしちゃえ、 

 3Dプリントなら少数でもできるし、鍛造型、金型、切削加工も少ない! 

 ってな感じで作ったのでしょう 

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 でも、ブレーキフルードの沸点自体は、アルミ製でもチタンでも変わらなく、
 おそらく
フルードの開発まではやってないでしょうというものでありましょうが、
 それでも潔い
男らしい、天下一道 の潔さです 

 もともと、この手の自動車ってのは、貴族の道楽で贅を競う、性能を競うものでしょうから、

  一億総中流の職工集団では、文化背景からして、理解が難しいものなんでしょう 
 残念ではありますが、ここに明確な超えられない壁があることを感じます

 自動車がコモデティ化してくる、所有から利用になるっていうと、
 二極化、こういう贅をつくしたものか、
   安価、利便性のいずれかをもとめるようになるんでしょうね

 2018年1月22日 ブガティの プレスリリースです。


 こう見ると、絶対に越えられない壁があることに
 いまさらながら、思い知らされます。

   コスト無視ってのは こういうこと言うんだと思います。


 






 
2019/09/11

  カッコいいと思うブレーキキャリパー (2) I would rather be A Porsche than A Nissan



ポルシェも 伝統的にブレーキには挑戦的

 この前のブログにも書きましたが、
私が自動車4輪の市販車で初めて ブレンボを見たのは
ポルシェ928 
これまでの鋳込みのフィン付きのものから ばかにノッペリしたキャリパーだと思ったら、 
アルミ製の ブレンボでした  

そのあと、964も たしか944だか968の一部モデルもブレンボ
ボクスターになって、ワンピースのキャリパーになってました。

336440_x800.jpg 

写真はリア

ボクスターのワンピースのキャリパー

これは、今から思い起こしても
それはインパクトが強く、 
車両で見て、すぐに部品で購入して検討しました。

値段は単品では意外に安く、
その造作も、秀逸、
これまでの左右分割のブロックをボルト止めしていたブリッジを廃して、
ワンピースで成形してあります。

どのようにキャリパーピストンをボーリング、ホーニングしているのかを想像した記憶があります。 
きっとアングル形状のバイトで切削してるんでしょうと思いました。

今の整備士の多くはキャリパー、オーバーホールなんかしたことないでしょうが、
 昔は、左右ピースの連結ボルトを分解脱着して、
ピストンを取り出し、シールを交換、
ピストンやシリンダーの傷や錆を清掃点検し、
時にはボーリングしてスリーブを入れて
使ってました。

 ワンピースだと左右分解はできませんが、4本~のボルトで連結されているものより 
接触面積が大きく、連結強度も剛性も高い上に、軽量というメリットがあります。

 ここの強度は、ブレーキのタッチに結構な影響を与えるもので、
このボルトを6-4チタンに変更するというのが
バイクでは定番、

当時の32GTRなんかのマル金チューン(死語)でした。 
今は亡き、フジイダイナミックのフジイさんのところは、チタンボルトの在庫が多く
あこがれていました。キャリパーボルトから、連結ボルト、ブリーダーまで用意してましたね

この後、前にも書きました水冷996GT2ターボでのPCCB採用にあわせて、 
登場したのはT6ポッドのワンピース 宇宙最強のブレーキ(当時)
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前後してですが、 矢継ぎ速に

大型SUVのカイエンの10ポッド ワンピースと続きます。
他のメーカーだったら、おそらく共用するであろう部品を、少数でも、外注のブレンボに開発させてか、提案を受けて、積極的に採用していることです。

コストダウンで左右で共通のベンチダクトのブレーキローターを使うようになった
メルセデスや、最初っから左右一緒の日産GTRのブレンボとは 性根が違います


 

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流用のブレーキチューンで一般的になった 4ポッドのF40キャリパー、
それより大きいF50キャリパーと比べると 

後継モデルの優位性もあり、重量は軽く、剛性感は高い。
いずれも、さすがポルシェと感じさせるところでした。 

ポルシェ自体、空冷モデル911までは伝統的にノンサーボの真空倍力なしで
タッチとフィーリングを高め、
踏む力に応じた制動力でしたが、さすがに車重が増えたのと、
ユーザーの嗜好にあわせてでしょうか、 

964ではターボなんかは電気式と他モデルは負圧の倍力入れるようになりました。 
(これもポルシェらしいです)

まあ、RRの特殊性とホイールベールの短さ、ロールセンター、アンチスクワット等の要因や 
ユーザーの使い方の傾向もあるんでしょうが、
ここに存分にお金をかけられるブランド力と
経営センスはさすがはポルシェと思うところです。 

ポルシェ社のブレーキについてのWEB開設ページ">


 日産自動車の35GTRのブレーキについての自社 WEB開設ページ

https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-1ed7a64dd05fc960dd6c77c776000b1f 


これを見て、 あなたはどちらの車を買いたいと思いますか?

さて、そんな宇宙一のポルシェのブレーキ
参考になる良い記事(日本語)がありますので引用します、興味ある方はご覧ください

 

fc2blog_201909182000136eb.jpg 


2019/09/09

  カッコいいと思うブレーキキャリパー (1) I would rather be a such than A Nissan

ブレーキキャリパーが 自動車の機能性デザインの一部として 
積極的にアピールするようになったのはいつ頃だったでしょうか?

私の記憶が確かなら、ポルシェは 空冷は平成のあたま、
80年代末期 空冷ポルシェ たしか964くらいからだったか?
水冷は たしか928が もう少し前 

フェラーリはそれより少し早くか 同じころ 昭和のおわり、F40で 
ご存知 F40 キャリパー ブレンボ製を装着

では、わがベンツはどうだったかというと
ポルシェと同じころ、500Eの前期、EVOのブレンボ

サイズ的にはw201のEVOでは 300mm ローターと 併せてかろうじて足りていたかと思うが



さすがにw124 500Eの1700キロ超えでは能力不足、
アルミボディのためかキャリパーピストンが開くは、齧るは等のトラブルが頻発して
今ならリコールなんだろうけど、リコール嫌いのインポーターの特性で、
実質的な闇リコール、ATEのスチールキャリパーに部品交換で対応してます。

なので、市場で前期モデルで純正のスリーポインテッドスターマーク付きの
黒ブレンボキャリパー装着している車はほとんどありません。

さて、ブレンボブレーキのアピアランスが一般化したのは、
扁平タイヤが普及したことによるホイールの大径化と、
車両重量が増加して、ブレーキの要求性能が増えたこと、
それにより、車両性能、スペシャリティ感を
顕示させる手段として、マニア向けのこころをくすぐる手段として、
ブレーキキャリパーは有効な手段だったんでしょう

なので、それぞれ自社ブランドを書いたり、色を赤や黄色、黄緑にしたりします。

ポルシェも今はPCCBは黄色、スチールディスクは赤ですが、
964ターボではスチールも黄色でした。

35GTRみたいに 色が変わるからなどというへっぽこな理由ではないようです
伝統的に、イタリヤ企業同士のご縁でしょうか 
フェラーリ・ブレンボはブレーキキャリパーには挑戦的で

PINZA FERRARI 13 8328 blu rit_

フロント6ポッドのキャリパーです。
ワンピースのセンター部の2つのトラスブリッジ
ピストン回りの肉抜きも  特許の関係か、
レーシングの最新モデルとまではいきませんが 積極的に挑戦してます。

結構冒険してます。少量生産なのと、多少高くてもブランドで吸収できる強みがあるん
でしょう

特に 注目すべきはリア

EXTREMAPOST.jpg

電動サイドブレーキを6ポッドに内蔵にしてます。PCCB
別体式の独立キャリパーを組むより軽く、ドライブシャフトやアームの自由度も増すことでしょう

それは本当に見事なレベル、日産(の広報も代理店も)も爪の垢でも煎じて呑むべし
です。